梅雨明けが待たれる毎日でございます。
この日は月に2回、午後に行われる英会話教室の様子をのぞいてみました。
給食が終わると、さくらグループ(年少さん)から、みやこのじょう児童学園のホールで行われる英会話教室に行きます。
今年度の4月から英会話を始めたばかりのさくらさんは、先生の声の後に続いて単語を口にします。
「Yellow」
「イエロー!」
「One」
「ワン!」
「Car」
「カー!」
色、1から10までの数字、そして今日は乗り物の英単語を学びました。
それに加えて、ゆりグループ(年中さん)とすみれグループ(年長さん)は色と形の組み合わせ(Pink Heartなど)、11から20までの数字、感情(Happyなど)、月(Januaryなど)を先生と一緒に声に出して学びます。
すみれグループさんになると、自分の生まれ月を英語で呼ばれてから、自分で立つことができます。(中には英語が苦手な子もいますが、そこは先生や周りのお友達が手助けしています)
単語の練習が終わると、先生が英語の絵本を読んでくれました。
英語が苦手な子でも分かりやすいよう、キーとなる単語のみを読み、表情豊かに話してくれます。
先生の朗読も、みんな楽しそうに単語を繰り返しながら聞いていました。
朗読の後は立ち上がって輪になり、英語の歌に合わせて手遊び歌をします。
「Happy(幸せ)」「Angry(怒り)」「Scary(怖い)」「Sleepy(眠い)」
4つの感情を表情と身振りで表現しながら、みんな表情豊かに踊っていました。
最後は乗り物の英単語カードを使ったゲームです。
2人1組で、乗り物カードが貼られたホワイトボードから遠く離れると、先生がそれぞれに取るべきカードを教えてくれます。
「Car(車)」「Truck(トラック)」「Bus(バス)」「Train(電車)」「Bicycle(自転車)」「Police car(パトカー)」「Fire engine(消防車)」「Ambulance(救急車)」「Ship(船)」「Airplane(飛行機)」
机をくぐってスタートし、これらのカードの中から自分の取るべきカードを取ると、ぐるっと教室を回って、ホワイトボードにカードを返します。
さくらグループさんは、自分の取るカードが分かる子と分からない子がいました。
分からなくてきょとんとしている子は、先生からこっそり教えてもらいながらゲームを楽しんでいました。
ゆりグループさんとすみれグループさんは聞いた単語のカードがどこにあるかすぐに理解して、競うようにカードを取りに行きます。
たまに勢い余って間違うことはあっても、すぐに正しいカードを取ることができていました。
英会話教室が終わると、先生とハイタッチしてさようならをします。
みんな英語の先生が大好きでたまらないといった様子で、中にはハグをする子もいました。
この一年で、子どもたちはどこまで成長するのでしょうか。
年度の終わりごろにも、子どもたちの英会話教室を覗いてみたくなりました。
梅雨明けが今か今かと待ち遠しい今日この頃です。
みやこのじょう児童学園では、今年初めての夏野菜が採れました。
以上児さんが採ってくれたのは、ミニトマト、ピーマン、枝豆です。
採れた野菜は次の日の給食に出してもらえるよう、先生と一緒に給食室へ持っていきました。
その後、今度は未満児さんがオクラを採って来てくれました。
みんなでおててをつないでオクラを給食室へ届けてくれた後、おにいさんおねえさんが採ってくれた野菜を見ました。
「わあ、見て。ピーマンだよ。――これは何のお野菜か知ってる?」
先生がミニトマト、ピーマン、枝豆をひとつひとつ見せてくれて、野菜の名前を教えてくれました。
未満児さんたちは小さな手で野菜をつかみ、じっと野菜を観察していました。
みやこのじょう児童学園の小さな畑のお世話はこれからも続いていきます。
夏野菜の収穫の様子も、今度お伝えいたしますね。
きらめく雨露とともに紫陽花が見ごろ迎えていますね。
みやこのじょう児童学園では、毎朝9時から10時頃まで、モンテッソーリの活動時間になっています。
その活動の一環として、「お料理モンテッソーリ」があります。
今日は「お料理モンテッソーリ」の活動の様子をお送りします。
朝に行事等がない日は、毎日お米研ぎ、野菜の皮むき、野菜を切るおしごとが行われています。
今日はさくらグループ(年少さん)とすみれグループ(年長さん)がお米研ぎ、ゆりグループ(年中さん)が野菜を切って皮をむくおしごとをしていました。
最初に野菜の皮むきをしているグループにお邪魔しました。
「こんにちは~。お写真を撮らせてくださいね」
と声をかけましたが、二人ともおしごとに集中しており、こちらをちらりと見るだけでした。
女の子は手で玉ねぎの皮むきをしており、男の子はピーラーで人参の皮むきをしていました。
さくらグループのときから皮むきをしていたためか、男の子は危なげなくピーラーを使って上手に皮をむいています。
ただ、今日の玉ねぎは皮がしっかりしていたのか、玉ねぎの皮むきをしていた女の子は
「かたい~」
と言いながら一生懸命皮むきに取り組んでいました。
次に野菜を切るおしごとをしているグループに行きました。
包丁を使ってのおしごとなので、とても集中してにんじん切りに取り組んでいました。
そっと、担任の先生に声をかけたのですが、
「あ、せんせい」
と言って振りかえってしまい、
「危ないから、手元を見て!」
と思わず声を出してしまいました。
「左手は猫の手だよ」
という先生の言いつけをしっかり守り、左手は猫の手でにんじんを慎重に切っていきます。
緊張のせいか肩にぐっと力が入っていましたが、手を怪我することもなく、上手ににんじんを切っていました。
最後はすみれグループの様子を見に行きました。
ゆりグループの教室から出ると、ちょうどすみれグループの園児と先生が給食室から炊飯器とお米を運んでいるところでした。
炊飯器とお米を置くと、まずは手洗いをします。
そして、ザルを重ねたボウルの中にお米を入れて、交代で米研ぎをします。
ボウルに水を入れて、手でグルグルとお米を研ぎます。
米のとぎ汁でボウルの中が白く濁ってきたら、ザルをあげて水をきり、ボウルの中の水を捨てます。
再度水を入れると、もう一度お米を研ぎます。
途中で交代しながら、5回ほどお米を研ぐと、先生が炊飯器のお釜の中にお米を入れてくれました。
お米の入ったお釜を平らな場所に置くと、最後に水を入れます。
園児二人と先生がじっと見守るなか、「5」の目盛まで水を入れます。
緊張した面持ちでゆっくり水を注ぐので、こちらも思わず息をのんで見守ってしまいました。
無事に水を入れ終わると、先生が炊飯器の中へお釜を入れ、スイッチを押します。
教室の中でご飯を炊くので、きっと数十分後には、教室中にご飯の炊けるいい匂いがするのだろうなと思いました。
ちなみに、ゆりグループさんが切ってくれた野菜は、次の日のおかずに入ります。
炊きあがったご飯は、ランチルームに持っていかれ、先生が器によそってくれます。
今日のメニューはカレーだったので、子どもたちはウキウキしながらカレーのお鍋の前に並びました。
みやこのじょう児童学園では、2歳児以上はおかずを自分たちでよそいます。
これもモンテッソーリ教育の一環です。
先生に手伝ってもらいながら、自分が食べる分量を考え、自分でよそい、お盆に乗せて自分の席まで持っていきます。
もちろん、食べた後の食器の片付けも自分たちで行います。
モンテッソーリ教育の中には「日常生活の練習」というものがあります。
例えば料理では、本格的な料理だけではなく、下準備や片付け、食器洗いなど、普段大人が行っている様々な家事を、子どもが「やってみたい」と思うタイミングで実践することなどが該当します。
料理だけでなく、洗濯物を畳んだり、靴を磨いたり、掃除をしたりといったことも、モンテッソーリの活動になります。
重要なのは、無理強いせず子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にすることです。
「やってみたい」という気持ちを子どもが表してくれたら、その動作をゆっくりと大人が「提示して」(見せてあげて)ください。
包丁を使うなど、危ない動作が難しい場合は、トマトのヘタ取りや豆の皮むき、お茶をコップに注ぐなど簡単な動作を行うといいと思います。
モンテッソーリを日常生活に取り入れることは、難しいことではありません。
大切なのは、子どもの自主性を大事にすることです。
もし、ご家庭で子どもたちの「やりたい」が芽生えたら、お時間があるときに、一緒に簡単な家事をやってみるのもいいと思います。
←まえの投稿
つぎの投稿→
梅雨入りも近いような天候が続いています。
みやこのじょう児童学園の今日のおやつは「スイートコーン」です。
そこで、大量のとうもろこしの皮むきを以上児さん(年長、年中、年少)に手伝ってもらいました。
朝、登園して着替えると、先生に促されてランチルームに向かいます。
そこには段ボール箱に入った大量のとうもろこしがありました。
「とうもろこし!」
「いっぱーい」
「むいていいの?」
園児たちはそれぞれの反応を見せると、一人一本、とうもろこしを手にし、皮をむき始めました。
最初のむき始めは少し力が要ります。
「かたいー」
と言いながら、一生懸命むいていました。
園児たちがむいてくれたとうもろこしは、給食室の先生が大きな鍋で湯がいてくれました。
白い湯気とともに、給食室にとうもうろこしの甘い匂いが漂います。
湯がかれてつやつやしたとうもろこしは、食べやすい大きさに切られて、おやつに提供されました。
「みんなが皮をむいてくれたとうもろこしだよ」
と伝えると「ほんとう!?」と言いながら、嬉しそうに食べてくれました。
未満児さんは丸ごとのとうもろこしが初めての子もいたようです。
先生に食べ方を教えてもらいながら、一生懸命かぶりついていました。
みやこのじょう児童学園では、こういった野菜の皮むきや米研ぎをモンテッソーリ教育の一環として行っております。
食べる前の野菜の形、皮のむき方や、自分たちが食べるまでにどのような工程があるのか。
その一部でも子どもたちが触れて、体験して、学んでほしいという願いをこめて、これからも食に関わる教育を続けていきます。
←まえの投稿
つぎの投稿→
梅雨入りを控え気の重い毎日ですが、お元気でお過ごしでしょうか。
6月6日、九州プロレスから、みやこのじょう児童学園に「めんたい☆キッド」がやってきました!
みやこのじょう児童学園のホールに、たんぽぽグループさん(2歳児)からすみれグループさん(年長さん)が集まり、さらに姉妹園のみやこのじょう児童学園ひまわりからも、2歳児さんが来ました。
「ぷろれすのひとがくるんだよー!」
「おっきいおとこのひとがくるね!」
5月、園にめんたい☆キッドのポスターが貼られてから、園児たちはこの日をワクワクしながら待っていました。
園長先生のお話を聞いた後、園児たちが「めんたい!めんたい!」とコールをします。
すると、ホールへめんたい☆キッドが入ってきました。
キラキラしたピンクのマスクに、大きい体と声。
その迫力に、園児たちから歓声が上がります。
中には、あまりの迫力に泣いてしまう2歳児さんもいました。
遠い福岡からはるばるやって来てくれためんたい☆キッドと、園児たちは手遊びをして遊びました。
先生のピアノに合わせて、「ひげじいさん」の手遊びをします。
「とん、とん、とん、とん、ひげじいさん♪」
とめんたい☆キッドの大きな歌声に合わせて、みんな楽しそうに手を動かしていました。
手遊びが終わると、めんたい☆キッドが言いました。
「服を脱いでいいかな!?」
園児たちはすかさず「いいよー!」と返事をしていましたが、中には首を横に振っている子もいました。
再び「めんたい!めんたい!」とコールをすると、めんたい☆キッドがかっこよく黒いTシャツを脱ぎ捨てました。
現れた立派な肉体に、園児たちの歓声が再び上がります。
園児たちはみんないい笑顔で、でもどこか恥ずかしそうにしながら、めんたい☆キッドの筋肉を見ていました。
そして、再びの手遊び歌です。
「ひげじいさんの」音楽に合わせて、めんたい☆キッドが「めんたい☆キッドの歌」を歌います。
歌に合わせて、めんたい☆キッドが大きな力こぶをつくり、そして胸の筋肉をぴくぴくと動かします。
胸がぴくぴくと動くところを見たのは初めてだったのでしょうか。
園児たちは笑ったり、不思議そうな顔をしたり、自分の胸を触ってみたりと様々な表情を見せてくれました。
「めんたい☆キッドの歌を一緒にやってくれる人!」
そうめんたい☆キッドが言うと、小さな手がたくさん上がりました。
クラスごとに、一緒に踊りたい園児が前に出て、「めんたい☆キッドの歌」を歌って踊りました。
力こぶをつくるポーズはみんな上手にできていましたが、大胸筋を動かすところは、首を傾げたり、めんたい☆キッドの動く胸を見て笑ったりしていました。
中には、胸を動かしているつもりで肩が上下に動いてしまう子もいました。
手遊びが終わった後は、めんたい☆キッドの筋肉にタッチをしました。
列をつくって、ひとりひとり、めんたい☆キッドの硬い筋肉にタッチします。
2,3人、怖がってしまう子もいましたが、みんな興味津々といった様子で、めんたい☆キッドの筋肉を触っていました。
最後は年齢ごとにめんたい☆キッドと記念写真を撮りました。
1枚目はピース、2枚目は力こぶをつくって「めんたい☆キッドのポーズ」で。
園児たちだけでなく、先生たちもめんたい☆キッドと記念写真を撮りました。
手遊びに筋肉タッチと記念写真。
楽しい時間はあっという間に過ぎます。
めんたい☆キッドとさよならの前に、
「みやこのじょう児童学園から九州を――」
「「「げんきにするばい!!」」」
と大きな声でコールをしました。
「またきてねー!」
「バイバーイ!」
園児たちに「また来るね!」と言葉を残し、めんたい☆キッドは颯爽とホールから出ていきました。
めんたい☆キッドが去ってからも、興奮冷めやらぬ様子の園児たち。
みやこのじょう児童学園にやってきた、優しくてかっこいいヒーローとの交流を園児たちは心の底から楽しんでいました。
※九州プロレスのリンクはこちら
※施設訪問スポンサー、都城運輸株式会社のリンクはこちら
←まえの投稿
つぎの投稿→