
陽ざしが少しずつ暖かくなり、春の訪れを感じられる季節となりました。
年度末を迎え、すみれグループ(5歳児)さんたちの園生活も残りわずかとなっています。
みやこのじょう児童学園では最終学年の一年間、茶道を学んでいますが、その集大成として保護者の皆さまをお招きし、茶話会を行いました。
今年度の5月から、すみれグループさんたちは園長先生より月に二回、裏千家の茶道を教わっていました。
最初は立ち方や座り方、茶室に入ってからの作法、お茶のたて方、お茶やお菓子のいただき方など、覚えることがたくさんあり、なかなか大変だったようです。
ですが、園長先生の丁寧な指導を受け、一つ一つの所作や作法を少しずつ身に付けていきました。
年が明け、茶話会の日が近づいてくると、
「お茶会があるんだよ!」
「お父さんとお母さんが来るんだよ!」
と、楽しみにしている様子も見られました。
さて、茶話会の当日。
園で一番元気な年長さんたちも、この日ばかりは少し緊張した表情を見せながら席につきました。
しかし、お点前(お茶をたてる一連の作法)が始まると真剣なまなざしに変わります。
最初はいつもの練習のように、お茶をたてるグループとお茶をいただくグループに分かれ、お友達のためにお茶をたてました。
いつも通りに、けれどいつもより少し丁寧に。
二つのグループでお菓子とお茶をいただいた後は、いよいよ保護者の皆さまへお茶をふるまいます。
まずはお菓子を運びましたが、少し照れくさそうな様子でお盆を差し出していました。
そして、いざお茶をたてる時。
緊張していたのか、いつもより力が入っている子の姿も見られました。
「美味しくなあれ、美味しくなあれと気持ちを込めてね」
園長先生の優しい声掛けを受けながら、子どもたちは茶筅を動かします。
その様子を、保護者の皆さまも温かく、そして微笑ましく見守っておられました。
自分でたてたお茶を両手で差し出すときの年長さんたちは、どこか誇らしげで、自信に満ちた表情を浮かべていました。
「おいしい?」
「美味しかったよ」
そんな小さなやり取りも聞こえてきました。
子どもたちはこの一年間、茶道を通して、礼儀や丁寧な所作だけでなく、相手を思いやり、心を込めて向き合う大切さも学んできました。
一杯のお茶に込める「ありがとう」の気持ちが、子どもたちの成長をより一層感じさせてくれる時間となりました。
この一年間の積み重ねが、年長さん一人ひとりの大きな自信へとつながっていくことを願っています。
立春を迎え、寒さの中にも少しずつ春の気配を感じられる季節となりました。
節分である今日この日、みやこのじょう児童学園では毎年恒例の「豆まき」が行われました。
豆まきは、「鬼は外、福は内」と声を出しながら、よくないものを追い払い、幸せを願う日本の伝統行事です。
その一方で、子どもたちにとっては、鬼の登場にドキドキする、少し怖い行事でもあります。
「おにはそと~、ふくはうち~」と元気な歌声は聞こえていましたが、園児たちは緊張の面持ちで、この日を迎えていました。
鬼をやっつけて福を呼び込むため、作成した鬼のお面をかぶり、元気いっぱいに豆を投げる練習をしていた園児たち。
しかし、園内放送で節分の童謡が流れると、表情が一変し、先生の周りに集まってきました。
ガンガンガン!
こん棒で缶を叩く大きな音とともに、赤鬼と青鬼が姿を見せました。
赤鬼と青鬼は大きな音を立てながら、未満児さんたちのクラスから順番に園内を練り歩きました。
未満児さんとさくらグループ(3歳児)さんたちは、豆を投げる練習をしていたことも忘れ、泣き叫びながら逃げ回ったり、先生の陰に隠れたりする姿が見られました。
ゆりグループ(4歳児)さんになると、逃げながらも丸めた新聞紙や豆の入った小袋を鬼に向かって投げる姿が見られました。
すみれグループ(5歳児)さんになると、足も速くなり、少し余裕を見せながら逃げる子もいましたが、友だちが捕まっている姿を見ると表情が変わり、後半は真剣な表情で逃げたり、合間に応戦したりする姿が印象的でした。
最後には、すみれグループさんたちの
「おにはーそとー!ふくわーうちー!」
という大きな掛け声と一斉攻撃で、赤鬼と青鬼はホールから退散しました。
ホールを出た鬼たちは、再びゆりグループとさくらグループのクラスへ向かい、ほっと一息ついていた園児たちは、再び逃げ回ることに。
壁に追い詰められたさくらグループさんたちが、
「みんな、いい子にするよね!」
という先生の声掛けに、
「いいこにします!」
と一斉に手をあげて鬼にアピールする、微笑ましい場面も見られました。
怖さを感じながらも、最後まで豆まきを頑張った子どもたち。
みんなの頑張りのおかげで、みやこのじょう児童学園にも、きっとたくさんの福が訪れることでしょう。
次の年度の始まりまであと少しとなりましたが、残りの日々も、楽しい思い出をたくさん重ねてほしいと願っています。