らせ

体操教室の様子(かみむらスポーツ教室)~令和6年11月6日

  • 2024.11.06
  • お知らせ

秋も深まり、日が短くなってまいりました。
「スポーツの秋」ということで、この日は「かみむらスポーツ教室」の講師による、体操教室の様子を見に行ってみました。
澄み渡った秋晴れの中、みやこのじょう児童クラブの園庭にまずはさくらグループ(年少)さんが集まりました。
ウォーミングアップとして、まずは「追いかけっこ」を行います。
2人1組で手をつないで、お友達と一緒に先生から逃げます。
さくらさんたちは「きゃー」と悲鳴を上げながら、嬉しそうに先生から逃げていました(中には、真顔で必死に逃げている子もいましたが)。
逃げている途中でお友達にぶつかったり、靴が脱げてしまったりと小さなトラブルもありましたが、みんな楽しそうな様子で「追いかけっこ」に取り組んでいました。

追いかけっこをするさくらさん 追いかけっこをするさくらさん

ウォーミングアップで体がほぐれると、4つのグループに分かれて、「大縄跳び」の練習をしました。
ただし、いきなり回っている縄を跳ぶのではなく、スモールステップで少しずつ段階をあげていきます。
まずは、止まっている縄をぴょんと跳びこす練習、横揺れ、縦揺れの縄を跳びこす練習。
そして、縄を揺らしている先生の方を見て、体の横からやってくる縄を跳びこす練習。
そうやって少しずつ段階をあげて、「大縄跳び」の動作へ近づけていきます。
運動神経の高い子や活発な子は、得意げに高いジャンプをして列に戻っていきますが、運動が苦手な子もいます。
そういう子には、先生がアドバイスを投げかけ、できるまで何回か跳ばせてくれていました。

縄跳びの練習をするさくらさん 縄跳びの練習をするさくらさん

「大縄跳び」の練習の後は、ちょっとしたゲームをしました。
青、黄色、赤、3色の信号の色を使ったゲームなので、この場では「信号ゲーム」と呼んでおきましょう。
大きな長方形の中に全員入ると、先生が3色のうちのどれかを言います。
「あお!」
と言われたら、一歩前へ進みます。
「きいろ!」
はその場で立ち止まって、「きょろきょろ」と左右を見ます。
そして、「あか!」
と言った後には先生が追いかけてくるので、先生に捕まらないよう長方形の中まで走って戻ります。
さくらグループさんはこの「信号ゲーム」をするのが初めてのようでした。
先生の説明を聞いた後、最初の「あお!」で一歩前へ出ました(中には2、3歩進む子もいました)。
「あお!」の合間に数度「きいろ!」が入り、そのときは左右を見るのですが、「きょろきょろ」と言いながら左右を見るさくらさんたちは、とても可愛らしかったです。
何度も「あお!」とフェイントも交えながら言われ、園庭いっぱいに園児が広がったころ、「あーー……か!」と先生が大きな声で言うと、子どもたちは「きゃー!」と高い声をあげながら慌てて長方形の中へ戻っていました。
以上児さんの中では一番小さいさくらさんたちでしたが、子どもたちの体の発達に合わせた体操に、始終楽しそうに取り組んでいました。

「信号ゲーム」をするさくらさん

さくらグループさんたちの次は、ゆりグループ(年中)さんたちです。
当園で一番元気なゆりグループさんは、先生に呼ばれると、元気いっぱい、みんな一斉に駆け出して列をつくっていました。
ゆりさんたちのウォーミングアップは「リズム跳び」です。
先生が流してくれるアップテンポな明るい曲に合わせて、さまざまな跳び方をします。
前向き跳び、頭と肩に交互に手をつきながら、後ろ向き、3回目のジャンプでしゃがむカエル跳びなどなど。
中にはジャンプが苦手そうな子もいましたが、ノリノリの音楽にテンションが上がり、転んでも、尻もちをついても、みんな楽しそうに跳んでいました。

リズム跳びをするゆりさん リズム跳びをするゆりさん リズム跳びをするゆりさん

ウォーミングアップの後は、ゆりグループさんも「大縄跳び」にチャレンジです。
さくらグループさんと同じように、スモールステップを踏みながら、「大縄跳び」の動作へ近づけていきます。
ゆりグループさんからは、縄を前へ跳びこさず、来る縄を待ってその場でジャンプをする動作も入りました。
これがなかなか難しいようで、目印に置かれた赤い印から「動かないで、その場で跳ぶんだよ」と言われても、ついつい無意識に前へ跳びこしてしまう子がたくさんいました。
それでも何度か繰り返すうちに、その場で縄を跳べるようになる子が何人も出てきました。
そして、いよいよ縄を回しての縄跳びにチャレンジです。
先生の説明を聞いていた子どもたちは、最初「かんたんでしょ!」「よゆー」と呟いていましたが、いざ練習が始まると、苦戦している様子が見られました。
回ってくる縄を見すぎて跳べない子。
「縄じゃなくて、先生を見るんだよ」と言われた後、先生を見すぎて縄が意識の外にいってしまう子。
縄跳びが得意そうな子は、何度か練習をした後、連続して跳べるようになっていましたが、なかなか跳べずに表情が暗くなってしまう子もいました。

縄跳びの練習をするゆりさん 縄跳びの練習をするゆりさん 縄跳びの練習をするゆりさn

ですが、最後に行った「信号ゲーム」で、その暗い表情も吹き飛びました。
もうルールを知っているゆりさんたちは、リラックスした様子で楽しそうにゲームに取り組んでおり、わざわざ捕まりやすい先生の前へ行ったり、先生のフェイントに引っ掛かったりしていました。

「信号ゲーム」をするゆりさん

最後はすみれグループ(年長)さんです。
来年小学一年生のすみれさんたちは、ぴしっと前ならえで綺麗に整列して先生の前へ集まりました。
すみれさんたちのウォーミングアップも「リズム跳び」です。
ノリノリだけど、ランダムに跳んでいたゆりグループさんたちと違い、すみれさんたちはちゃんとリズムに乗って、先生の合図に従って綺麗にスタートしていきます。
動作もゆりグループより難しいものが増えており、中には苦戦している子もいました。

リズム跳びをするすみれさん リズム跳びをするすみれさん

すみれさんたちの「大縄跳びも」、難易度の低いものからしていきます。
ですが、さすがのすみれさん。
ぴょんぴょんと軽く縄を跳びこえていきます。
すぐに回っている縄を跳ぶ段階へ進み、10回も跳んでいる子もいました。

縄跳びの練習をするすみれさん 縄跳びの練習をするすみれさん

「大縄跳び」の後は、初めてのドッジボールにチャレンジしました(子どもたちの前では「あてっこゲーム」と言っていました)。
初めてのドッジボールということで、ルールをもっとシンプルにして、とにかく当てたら1点(頭セーフやワンバウンドセーフは無し)、外野は先生というルールで行いました。
始めはボールに当たるのが怖い様子で、逃げるばかりでしたが、一人の子がボールを取ると、他の子もボールを取ることにチャレンジしだし、相手チームへボールを投げ返していました。
そうして1回目はルールと、お友達にボールを投げていいことに慣れる回になりました。
2回目からはドッジボールらしくなってきて、子どもたち同士でボールを投げあう様子も見られ、逃げるのも上手になっていました。
ボールがぶつかってくる恐怖心も和らいだ様子で、1回目はボールがぶつかるとびっくりした様子でしたが、次第にボールが当たっても痛がったり、怖がったりする様子がなくなっていました(ボールは柔らかいものを使用しています)。
すみれグループになると、ルールが複雑になるゲームやチームワークが必要なゲームも取り入れていますが、みんなきちんとルールを理解して、先生からのアドバイスもすぐに飲み込んで、ゲームを楽しんでいました。

ドッジボールの練習をするすみれさん ドッジボールの練習をするすみれさん ドッジボールの練習をするすみれさん

体の発達には、月齢や年齢にあった運動が欠かせません。
みやこのじょう児童学園では外部のスポーツ教室講師の方と一緒に、体の発達に合わせて、園児が楽しめる体操や体を動かすゲームに取り組んでいます。
発達がゆっくりな子もいますが、そのときはできるだけその子に合わせた範囲での活動などを行っています。
子どもたちには、これからも楽しみながらどんどん体を動かして、すくすくと成長してほしいと思います。

※かみむらスポーツ教室のホームページはこちらです。

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