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みやこのじょう児童学園の運動会(以上児さん編)~令和6年9月21日

  • 2024.10.03
  • お知らせ

朝夕はめっきり秋めいてまいりました。少しずつ過ごしやすい季節になってきますね。
さて、今回は9月21日に郡元公園で行われたみやこのじょう児童学園の運動会の様子(以上児さん編)をお届けします。

運動会の開会式

天候に恵まれた中、みやこのじょう児童学園と姉妹園のみやこのじょう児童学園ひまわり合同による運動会が行われました。
まずは全園児によるオープニングです。
パリオリンピックが開かれた今年にちなんで、BGMは歴代のオリンピックテーマソングメドレーを使用しました。
その音楽にのって、園児たちがダンスを披露します。
手首に飾りを着けたさくらグループ(年少)さんが前列に座り、その後ろにリボンを持ったゆりグループ(年中)さん、すみれグループ(年長)さん、と並んでいます。
緩やかな音楽に合わせて、さくらさんたちの手首飾りがキラキラ、ゆりさんとすみれさんの5色のリボンがひらひらと舞います。

オープニングのダンス オープニングを踊る以上児さん

メドレーの2曲目は、未満児さんのダンスです。
未満児さんの登場と同時に以上児さんは座り、未満児さんのダンスを見守りました。

オープニングを踊る未満児さん

3曲目からはまた以上児さんの番で、簡単な体操を行います。
まずはさくらグループによる「手つなぎ前転」です。
2グループに分かれた園児たちは手をつないで高く掲げると、そのまま前転します。
前転の途中で手が離れてしまい、おしりがあっちこっちに転がってしまいましたが、全員前転をすることができました。
さくらさんの前転の後は、ゆりグループさんのブリッジです。
競技エリア全体にゆるいV字に並んだゆりさんたち全員が、見事なブリッジを見せます。
一人一人のブリッジがつながって、大きな橋のように見えました。
すみれグループさんはフラフープを使った体操です。
フラフープをウエストのところでくるくると回す技、フラフープを持ったままの前転、フラフープでの縄跳びを見せてくれました。

オープニングのダンス②

大技は2人一組での前転です。
お互いの足首を持って、車輪のように転がっていきます。
見事な大技に、保護者席からも歓声と拍手が沸き上がりました。
体操が終わると、音楽にのせて全園児が整列して簡単なダンスをします。
200人もの園児が並んだ姿は圧巻で、最後のポーズもビシッと決まり、保護者席からは大きな拍手が沸き起こりました。

オープニングのダンス④

オープニングの次は、開会式。
「はじめのことば」「園長先生のお話」「準備運動」でした。
はじめのことばは数人のすみれさんが前に出てきて行います。

はじめのことば

園長先生のお話では、園長先生が頑張ることの素晴らしさをお話してくださいました。
準備運動のダンスも、みんなノリノリで踊っていました。

準備運動のダンス②

開会式の後は、未満児さんの競技とダンスが行われました。
小さな未満児さんたちを、以上児さんは「がんばーれ!がんばーれ!」と一生懸命応援していました。
そして、いよいよ以上児さんたちの競技の開始です。
トップバッターはすみれグループさんによる組体操、「心をひとつに」です。
組体操は1人、2人組、3人組、6人組、全員で行う、5パターンがありました。
1人で行う組体操では、一本足で立つ「かかし」、腹筋を使う「V字バランス」、「ブリッジ」「エビぞり」などの演技を見せてくれました。

組体操① 組体操②

2人一組ではお互いの脚をもって行う「二人バランス」や「チューリップ」、3人一組では「扇」や「トンボ」、6人一組では「くじゃく」や「ピラミッド」を見せてくれました。

組体操③ 組体操⑤

そして、最後は全員で行う「富士山」、大技です。
円状に園児が並び、その中心にピラミッドをつくり、富士山を表現します。
最後の大技なので、中心のピラミッドにも時間がかかりますが、円周の子どもたちも一番外側の子たちが両手を地面につき、外側から2番目のお友達の肩にかけ、全員が立ち上がるのに時間がかかります。
「ドドドドドドドド――」と和太鼓が鳴る中、保護者と先生たちが固唾をのんで見守ります。
そして、和太鼓の「ドンッ!」という音とともに富士山が完成し、子どもたちの「ヤ――!」という声が響くと、保護者席からも拍手が沸き上がりました。
組体操が終わり、一列に並んだすみれさんたちの顔は、大仕事を終えた誇らしさと喜びに満ちていました。

組体操「富士山」

組体操の次はさくらグループさんのかけっこです。
今年の4月、未満児さんのお部屋から以上児さんのお部屋へ移動し、制服や体操服を着るようになったさくらグループさん。
環境の変化に負けないくらい、大きく成長したさくらグループさんの姿は、小さな背中より一回り大きく見えました。

さくらグループのかけっこ

それでもまだ幼さの残るさくらさんたちのかけっこは、とても微笑ましいものでした。
筆者が見ていて面白かったのは、何故か半分以上の園児がばんざいでゴールしていたことです。
1番目の子だけでなく、一人がするとみんなばんざいしていたのが印象的でした。
中には泣いてしまう子もいましたが、みんな無事にゴールしていました。

さくらグループのかけっこ② ばんざいでゴールするさくらグループさん

さあ、さくらグループさんのかけっこの次は、ゆりグループとすみれグループによる、「クラス対抗リレー」です。
当園はモンテッソーリ教育を取り入れているため、未満児はももグループとたんぽぽグループの縦割りクラスが3クラス、以上児はさくらグループ、ゆりグループ、すみれグループの縦割りクラスが5クラスあります。
今回のリレーはその5クラス(そら組、ほし組、つき組、にじ組、ゆき組)対抗で行いました。
バトンパスの練習を一生懸命してきたゆりさんとすみれさん。
ピストルの音と同時にトップバッターの子たちが走り出しました。

リレーのスタート

大きくリードをしたのはゆき組さん。
他の子たちを離してぐんぐん差をつけていきます。

リレーのトップバッターの様子

2位、3位争いも激しいものでした。
途中まで2位だったつき組さんが2人に抜かされ、4位まで落ちてしまう場面がありました。
結果はゆき組が1位でした。
1位のゆき組さんはとても嬉しそうでしたが、その他のお友達は悔しそうな表情を見せる子もいました。
勝って負けて、喜んで悔しがっての感情の変化も、成長過程の一つだなと、その様子を見ていて思いました。

リレーのバトンパス② アンカーのバトンバス

リレーの後は、年齢別のクラスごとのダンスが続きます。
最初はすみれグループさんです。
手に付けたひらひらの飾りと、赤い旗と青い旗を持ってダンスを行いました。

すみれグループさんのダンス①

すみれグループさんにもなると、複数回の隊列移動も乱れることなく行えます。
最初の隊形から円形へ、円形から横2列へ、横2列から二人一組へ。

すみれグループのダンス③

子どもたちの前に座って見ている担任の先生も、見本のダンスを踊ることなく見守るだけです。
40人近くいるすみれグループさんが、競技エリアいっぱいに広がってダンスをする様子に圧倒され、「さすがすみれさん!」と言いたくなりました。

すみれグループのダンス④

次はゆりグループさんが2グループ続きます。
ゆりAさんは、黄色とオレンジのポンポンを持っていました。

ゆりAのダンス

黄色とオレンジのあたたかでポップな雰囲気の中、ゆりグループAさんたちが元気に踊りました。
中には緊張のせいかワンテンポ遅れて踊っている子もいましたが、みんな笑顔で楽しそうに踊っていました。

ゆりグループAのダンス①

ゆりBさんは、キラキラの手首飾りをつけていました。
ポップで優しい音楽に合わせて、緩やかに踊ります。

ゆりBのダンス

途中、ポケットから黄色と赤のハンカチを取り出し、そのハンカチをくるくるひらひらと回して踊りました。
多少、隣の子との距離が近かったりしましたが、ゆりAさんもゆりBさんも複数回の隊列移動がきちんとできており、ダンスもいつものゆりさんらしく、元気いっぱいに踊れていました。

ゆりBのダンス③

最後はさくらグループさんが2グループに分かれてダンスを行います。
さくらAさんは、ペットボトルに青いひらひらがついた小道具を持っていました。

さくらAのダンス②

そして女の子は赤い帽子、男の子は青い帽子をかぶっています。
青いひらひらが映えるように、大きく手を振り回す振り付けが印象的なダンスでした。

さくらグループAのダンス②

さくらBさんは、とんがった帽子と、帽子の色に合わせた小さな旗を両手に持っていました。
手旗信号のように、両手を様々な振りで動かしたり、足を横にぴょこっと出したりする振り付けが印象的でした。

さくらグループBのダンス②

入場の際にこけて泣いてしまう子もいましたが、先生と一緒に、ダンスに参加できていました。
2つのさくらグループさんたちは、隊形移動もとことこ歩きで上手にできており、たんぽぽさん(2歳児)からの成長を感じるダンスでした。

さくらBのダンス③

ダンスの後は、最後の演目。
すみれグループとゆりグループによるマーチングです。
すみれグループさんたちは赤と白の衣装に身を包み、大太鼓や小太鼓を担いでいます。
ゆりグループさんはカラーガードとして、旗やポンポンを持って踊ります。
最初はディズニーの名曲に合わせての入場と演奏です。
ドラムメジャー(指揮者)のホイッスルとメジャーバトンの動きに合わせて入場します。

マーチングの入場

ドラムを叩きながら綺麗な隊列を組んで入場門から入場し、それぞれの場所へ向かいます。
ドラムとそれを支えるキャリングホルダーを合わせると4キロ近くにもなり、ゆりグループさんが持っている旗も風にあおられ、より重くなります。
それでも隊列を崩すことなく演奏しながら進む姿を見て、胸が熱くなりました。

大太鼓の演奏 旗を持ったカラーガードの行進

何度も隊列を組みかえながら、小さなグループごとに前へ並んで演奏します。
大太鼓のグループ、シンバルのグループ、小太鼓のグループ。

シンバルの演奏

そして2曲目は、保護者世代の心にささる選曲となっていました。
保護者の方が思わず口ずさみたくなる音楽に合わせて、太鼓のリズムが響きます。
2曲目からはゆりグループさんのカラーガード隊も、グループごとに前に出てきて踊ります。
旗を持っているゆりさんたちは、曲の途中で旗を掲げたままじっと待機する場面もありましたが、周りをキョロキョロすることなく、かっこよく待機し続けることができていました(ゆりグループさんは当園で一番元気な子どもたちです)。

ゆりさんのカラーガード 小太鼓の演奏

曲が終わると、すみれさんのドラムの音に合わせて、ゆりグループさんから退場します。
退場の隊列も見事なものでした。
ゆりグループもすみれグループも退場した後、ドラムメジャーの子だけ競技エリアの中心に残りました。
芝生の中心、一人で本部、園児席、左右の保護者席、四方へ深く礼をします。
全ての保護者、園児、先生方が見守る中、丁寧に礼をする姿に心を深く打たれました。

ドラムメジャーの礼

ドラムメジャーの子も退場し、全員が楽器や小道具をおろすと、そのまま閉会式となりました。
閉会式では数名のすみれグループさんが「おわりの言葉」を述べ、その後に園長先生のお話が続きました。

おわりのことば

そして、記念品の授与となりますが、今年でみやこのじょう児童学園の運動会が最後のすみれグループさんにはメダルの授与がありました。
園長先生と担任の先生たちが、すみれさん一人一人の首にメダルをかけてくれます。
すみれさんは先生たちからかけてもらったメダルを眩しそうな目で見つめ、にこにこと満足そうな笑顔を見せてくれました。
一生懸命頑張ったゆりグループとさくらグループにも、ちゃんと記念品がわたりました。

メダルの贈呈

以上で令和6年度の運動会が終了しました。
園長先生の言葉通り、最後まで一生懸命頑張った園児たちには、誇らしそうな笑顔が浮かび、子どもたちの成長を目にした保護者の方々の顔にも、幸せそうな笑顔が浮かんでいました。
子どもの成長は早く、その一瞬一瞬が眩しく、尊いものです。
みやこのじょう児童学園では、お子様の成長を手助けし、その輝きがより一層眩しいものになるよう、努力してまいります。
運動会の次は、12月に発表会が控えています。
次の大舞台でどのような成長を見せてくれるのか、今からとても楽しみですね。

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