少し汗ばむ陽気に夏の足音を感じています。
みやこのじょう児童学園のすみれグループ(年長さん)とゆりグループ(年中さん)は、今日5月30日、いちご狩りに行ってきました。
マイクロバスから降りると、園児たちは集まり、農家の方の説明を聞きました。
美味しいいちごの見分け方、いちごの摘み方を教わります。
そして、中にいる蜂さんは「お仕事をしてくれるいい蜂さんだから、怖くないよ」との説明も受けました。
説明中もうきうきしていた園児たち。
中へ入ると、たくさん実っている赤いいちごに、小さな歓声が上がりました。
先生の許可が出ると、もう待ちきれない、といった様子で6棟もあるハウスの中、各々好きな場所へ散らばっていちごを摘んで食べ始めます。
自分の手で摘んだいちごを口に入れると、甘い果汁と香りが口いっぱいに広がります。
みんな「あまい!」「おいしー!」と言いながら、いちごを次々口の中へ運んでいました。
甘いいちごをたくさん食べすぎて、中には「もうお昼ごはんたべれなーい!」と言っている園児もいました。(給食はみんないつもの量を綺麗に食べていました。)
晴れた日のビニールハウスの中は、気温が40度を超すときもあります。
水筒を持っていくなど熱中症対策はしていましたが、「あつい~」と言って、いちごを食べ終わった園児たちはハウスの外で待機していました。
ですが、「どうしてもまだ食べたい人はあと一回行っておいでー!」と先生に言われると、みんなもれなくハウスの中へ戻って再度いちごを食べていました。
おなかいっぱい食べると、園児たちはお留守番をしているさくらグループ(年少さん)と未満児さんたちのために、お土産のいちごを摘み始めました。
同じように、お土産用にいちごを摘んでいる先生たちのもとへ、両手いっぱいにいちごを抱えて、「これ、あげるー」と運んでいきます。
園児たちの協力もあり、お土産用のいちごは大きな入れ物4つ分にもなりました。
持ち帰ったいちごは、給食室の先生が綺麗に洗って、選別してくれました。
今日のおやつは「くだものゼリー」でしたが、すみれグループさんとゆりグループさんが持って帰ってきてくれたいちごが添えられ、いつもより豪華にみえました。
さくらグループさんとたんぽぽグループさん(1、2歳クラス)は大喜びで、にこにこしながらいちごを食べていました。
たくさんのいちごは、姉妹園のみやこのじょう児童学園ひまわりにも持っていかれました。
優しいすみれグループさんとゆりグループさんのおかげで、小さい子みんなにいちごが渡り、「いちごがり、いきたかった」と言っていた子も嬉しそうな表情を見せてくれました。
そしてさらに、今回はいちごのお持ち帰りもできました。
すみれグループさんとゆりグループさんが、お土産で頂いたいちごを嬉しそうに受け取り、「おとうさんとおかあさんにあげるの」と胸の温まる一言を聞かせてくれました。
美味しいいちごをおなか一杯食べて、お土産用のいちごも頂き、すみれさんとゆりさんにはとても幸せな一日なったことと思います。
行きたがっていたさくらさんはまた来年、いちご狩りに行けると良いですね。
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行く春を惜しみつつ、新緑に目を奪われる季節ですね。
みやこのじょう児童学園では、8月に都城市で行われる盆地祭りに向けての、和太鼓の本格的な練習が始まりました。
和太鼓の練習をするのは、すみれグループさん(年長さん)です。
4月の中頃からバチの握り方を練習したり、和太鼓で叩くリズムを手で練習したりしていましたが、いよいよ本物の和太鼓を使って練習をする日が来ました。
最初に、和太鼓経験者の先生から和太鼓を叩くときの立ち方、構え方を教えてもらいました。
先生が叩くと「ドン!」と大きな音が響きます。
その大きな音に、思わず耳を塞いでしまう子もいました。
その後、2グループに分かれて和太鼓の前に立ちます。
和太鼓を叩くときは、大きく脚を開いてどっしりと構え、バチの先端が和太鼓の中心に来るよう、立ち位置を調整します。
さすがのすみれグループさん。
先ほど先生に教えてもらった構え方をピシッとすることができました。
最初は基本的な叩き方をしました。
「どん どん どん どん」
打っていない方の手をバチ先までまっすぐ上へ伸ばし、力強く叩きます。
その後、実際に叩くフレーズを少しだけ和太鼓で叩きました。
手で叩くのと、和太鼓で叩くのは感覚が違います。
手では間違いなく叩けていても、和太鼓の前に立って重たいバチを持つと、フレーズを間違ってしまします。
それでも何度か繰り返していくと、音も揃ってきて、一体感が少し出てきました。
和太鼓の練習が一段落すると、次はエイサーの練習も待っています。
覚えることが多くて忙しいすみれグループさん。
夏の本番に向けて、無理のない範囲で一生懸命頑張ってほしいです。
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初夏のすがすがしさが肌に心地よい季節です。
みやこのじょう児童学園では、毎月2回、園長先生によるお茶の教室があります。
お茶の教室を受けるのは、すみれグループ(年長)の園児たちです。
いつもはニコニコと元気いっぱいの子供たちも、お茶教室のときは真剣な表情で、きちんと正座をして園長先生のお話を聞いていました。
すみれグループさんはお茶を先に頂くグループ、お茶を先に点(た)てるグループに分かれました。
みやこのじょう児童学園にある八畳の茶室へ、先にお茶を頂くグループが入室します。
当園のお茶の流派は裏千家です。茶室への入室は右足から行います。
入室して正座で一礼。
右足を立てて立ち上がり、お花と掛け軸の前で再び正座で一礼。
お花と掛け軸へ目線をやり、さらに一礼。
それから自分の席へ向かいます。
練習を始めてまだ一か月。
みんな緊張した面持ちとぎこちない動きでしたが、畳の縁を踏まないよう、綺麗な礼ができるよう、一つ一つの動作を注意深く行っている様子が分かりました。
お茶を頂くグループが茶菓子を頂いた後、正座でじっと待っていたもう一つのグループがお茶を点て始めます。
園長先生のお手本を見つめながら、茶筅(ちゃせん)を上下に細かく動かしてお茶を点てていきます。
細かい泡が綺麗にできると美味しいお茶になりますが、まだまだ練習中のすみれグループさん。
一生懸命、茶筅を動かしますが中々細かい泡ができない子が多くいました。
ですが、中には細かい泡が綺麗にできている子もいました。
お茶が出来上がったら、古帛紗(こぶくさ)の上に茶碗を乗せ、もう一方のグループへ持っていきます。
動かしている足を調整して右足から頑張って入り、正座をします。
「おうすをいっぷくさしあげます」(お薄を一服差し上げます)
そう一言添えて、薄茶を差し出します。
お茶を出した後は退出をしますが、入室のときとは違い、退室は左足からです。
足が多少まごつく子もいましたが、みんなきちんと左足から退室していました。
お茶を差し出されたグループは、左手に茶碗を取り、手前に2回回してお茶を頂きます。
お茶を頂くときは、お茶を用意してくれたお友達に感謝をしていただきます。
一息に飲み切る子もいましたが、ほろ苦い大人の味に苦戦しながら飲んでいる子もいました。
もう一方のグループが再度入室して飲み終えた茶碗を下げると、一度全員退出して、グループを入れ替えて再度これまでの流れを行いました。
茶道は礼に始まり、礼に終わります。
そしてお茶を頂くときは、お茶を頂けることへ、お茶を用意してくれた方へ、感謝の気持ちをもって頂きます。
礼節と感謝の心。
お茶の教室を通して、その2つを養ってほしいと思います。
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こんにちは。ゴールデンウイークはいかがお過ごしでしたでしょうか。
みやこのじょう児童学園では、4月30日に今年度1回目の避難訓練が行われました。
今回の避難訓練は、「火事のときのベルと地震のときのベルを聞こう」「避難のときのお約束を思い出そう」がテーマでした。
みやこのじょう児童学園のホールに、0歳児から6歳児まで、みんなで集まってお話を聞きます。
最初は園長先生のお話を聞いて、「火事のときのベル」と「地震のときのベル」を聞きました。
火事の際の「リリリリリリリリ!」というベルは、みんなビクッとなりながらも、真剣な顔で冷静に聞いていました。
しかし、地震の際の「ゥウ~~~!」というベルはあまりの大きな音に、泣いてしまう子もいました。
火事のときと地震のとき、それぞれの避難方法を園長先生から聞いた後は、避難時のお約束をみんなでおさらいしました。
「お」おさない
「か」かけない
「し」しゃべらない
「も」もどらない
子供たちへ少しでも浸透するよう、先生が一つ一つ「何のお約束だったかな?」と質問します。
それら先生からの問いかけを、みんな大きな声で的確に答えていました。
最後は、園内の各所に置かれている消火器を絶対に触らないように、というお話も聞きました。
とても大切なお話でしたが、長い間みんな集中力を切らすことなく、真剣に聞いていました。
子供たちの日常を壊すような出来事は起きてほしくありませんが、いざというときにこの訓練が小さな命を守ってくれることを願います。
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