らせ

稲荷神社へ初詣に行きました~令和7年1月6日

  • 2025.01.09
  • お知らせ

明けましておめでとうございます。謹んで新春のお喜びを申し上げます。
1月6日に冬休みが明け、みやこのじょう児童学園のお友達が元気に登園してきてくれました。
玄関先で先生から新年の挨拶をされると、きょとんとする子、たどたどしく返事をする子など、みんな様々な反応を見せていました。
休み明けで気持ちや体が重たい園児もいたかもしれませんが、みんな大きな怪我や病気がなく、元気な姿を見せてくれたことを嬉しく思います。
以上児さんは園の近くにある「稲荷神社」へ、みんなで初詣に行きました。
階段を上って鳥居をくぐり、本殿へお参りをしにいきます。
縦割りのクラスごとにお参りをしていると、ちょうど神主さんがいらっしゃったそうです。
親切な神主さんはお祓い棒(大麻―おおぬさ)を持ってきてくださり、園児たちの頭の上でふって、簡単ではありますがお祓いをしてくださいました。
子どもたちはぺこりと頭を下げて神主さんのお祓いをうけていましたが、順番を待っている園児たちはお友達の頭の上で、ばさばさと翻るお祓い棒を興味深そうに眺めていたそうです。

お祓いをしてもらう以上児さんたち お祓いをしてもらう以上児さんたち② お祓いをしてもらう以上児さんたち③ 本殿の前で記念写真をとる以上児さんたち 本殿の前で写真を撮る以上児さんたち②

初詣から始まった一週間。
次の日には、「お芋ほり」をさせていただいた畑へ再度お邪魔して「大根掘り」をさせてもらったり、自分たちで凧をつくって公園へ「凧あげ」をしにいったり。
天気にも恵まれて、園児たちは毎日、園での生活を楽しんでいるようです。

大根を抜く以上児さんたち 大根を抜く以上児さんたち② 大根を抜く以上児さんたち③ 自分たちの凧を見せる以上児さんたち 自分たちの凧を見せる以上児さんたち② 凧あげをする以上児さんたち

2025年も園児たちと保護者の皆様にとって、実りの多い一年になりますよう。
みやこのじょう児童学園の職員一同、心からお祈り申し上げます。

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おもちつきをしました~令和6年12月20日

  • 2024.12.26
  • お知らせ

年の瀬も迫ってまいりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
年末を迎えたこの日、みやこのじょう児童学園では「おもちつき」が行われました。
朝早くから先生たちが園庭でもち米を蒸しており、焚き木の燃えるにおいともち米のいいにおいが漂っていました。
いつもと違う朝にわくわくしている子どもたちは、いそいそと園庭へ集合します。
この日は先生たちだけでなく、保護者の方々も数名、お手伝いに来てくださいました。
先生のお話の後、石臼にあつあつのもち米が入ります。
もくもくと立ち上る湯気の中、お父さんたちが杵でもち米を捏ねていきます。
もち米がまとまってくると、杵を大きく振りかぶって、勢いよくもちを搗きだしました。
「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」
と声を掛け合いながら、力強く、素早くもちを搗きます。

お父さんたちのもちつき

お父さんたちを応援するかのように、園児たちは手を叩きながら、
「がんばーれ!がんばーれ!」
と大きな声をあげます。
園庭にはもちを搗く音、お父さんたちの掛け声、園児たちの応援の声がしばらく続きました。

応援する園児たち② 応援する園児たち 応援する園児たち③ もちつきを見るちゅうりっぷさん

おもちを搗くのはお父さんたちだけではありません。
エプロンと三角巾を身に着けたすみれ(年長)さんたちが、園児を代表して、交代しながらもちを搗きました。
重たい杵と杵に張り付くもちの感触に戸惑いながら、すみれさんたちはひと搗きずつしっかりともちを搗きました。

もちをつくすみれさん もちをつくすみれさん②

搗きあがったもちは、先生たちと保護者の方が素早く丸めていきます。

もちを丸める先生と保護者達

小ぶりな丸もちはたんぽぽ(2歳児)さん以上の園児たちに配られました。
醤油、あんこ、きな粉。
園児たちはお皿の上のおもちに、各自好きなものをつけて食べていました。
以上児さんたちの中には、3つの味を全て食べた子もいました。
搗きたてのおもちは柔らかく、びよーんと伸びます。
その感触を楽しみながら、園児たちは満足するまでおもちを食べました。

もちを食べる園児たち もちを食べる園児たち

園児たちが教室へ帰ったあとも、保護者の方と先生たちのもちつきは続きます。
白いもちを搗き終わると、次に都城の郷土料理である「ねったぼ」を作ります。
ねったぼはもちと蒸したさつまいもを搗き合わせたものに、きな粉をまぶしたものです。

ねったぼ作りの様子

搗きあがったねったぼは小さなサイズに丸められ、白もちはぜんざいの具材として、以上児さんと先生たちのおやつに提供されました。
午前中からおもちを食べて、給食も食べて、おやつにもおもちを食べて、この日はみんなおなか一杯になったことでしょう。
たくさんできた白もちは、園児たちと先生たちへのお土産にもなりました。

丸め終わったもち

発表会におもちつき、クリスマス誕生会と、12月のイベントを楽しんだ園児たち。
今年ももう早いもので年の瀬、園児たちは短い冬休みに入ります。
冬休みはどんな日々を過ごすのでしょうか。
年明けの園児たちがどんな表情で登園してくるのか、今から楽しみです。
今年も大変お世話になりました。
来年も園児たちの健やかな成長を見守り、支えていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

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消防士をお招きしての避難訓練をしました~令和6年12月17日

  • 2024.12.23
  • お知らせ

クリスマスのイルミネーションで、町が鮮やかに彩られる頃となりました。
この日は消防士をお招きしての避難訓練が、みやこのじょう児童学園で行われました。
火事を想定しての避難訓練で、「ウゥ~~~」というサイレンが鳴ると、園児たちは煙を吸い込まないよう口を押えて先生の指示に従い、園庭を目指します。
園庭に集まると、消防士さんが前に立ってお話しました。
その後、園庭の門から大きな消防車がゆっくりと入ってきます。
本物の消防車を目にし、園児たちは歓声を上げていました。
消防車が園庭に到着すると、消防士さんによる消火のデモンストレーションが始まりました。
ポンプを伸ばし、筒先を手にして構えると、ポンプの先から大量の水が噴き出します。
大量の水を大きな力で放水するので、反動の力に負けないよう、消防士さんは脚をどっしりと構えていました。
本物の消防車とそのホースから出てくる大量の水に、園児たちは大興奮でした。

消防士の話を聞く園児たち 消防車の放水を見学する園児たち

放水のデモンストレーションが終わった後は消防士さんの話を聞き、消防車と一緒に写真を撮りました。
さらに以上児さんは、消防車の運転席にも乗せてもらうことができました。
消防士さんが園児を一人一人抱き上げて、運転席に乗せてくれます。
消防車の運転席は広くてハンドルも大きく、普段乗っている車に比べて座席もぐんと高くなります。
その高さや大きさに園児たちは興奮し、大喜びでした。
他にも、消防車の側面にあるスイッチやホース、いろいろな部品を間近で見せてももらいました。

消防車の見学をする園児たち 消防車に乗る園児たち 消防車に乗る園児たち② 消防車を記念写真を撮る園児たち 消防車と記念写真を撮る園児たち②

普段なかなかじっくりと目にすることのない消防車の放水を見ることができたり、様々なパーツや部品を見せてもらったり、運転席に乗せてもらったり、園児たちには貴重な、とても良い経験になったことでしょう。

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2歳児以上の発表会が行われました~令和6年12月7日

  • 2024.12.09
  • お知らせ

一段と寒さも厳しくなってきましたが、真冬のすっきりとした青空を見上げると心も晴れ渡るようです。
さて、みやこのじょう児童学園では12月7日に大きなイベント、「生活発表会」がありました。
当園は2回に分けて発表会を行っておりますが、今回は2歳児から5歳児までの園児たちが、「都城市総合文化ホールMJ」(以下、MJホール)にて発表会を行いました。(0歳児と1歳児の発表会はみやこのじょう児童学園にて、12月14日に行われます)
ホールの開場とともにMJホールへ集まった園児と保護者達。
保護者の方たちは子どもを集合場所へ送り届けたのち客席へ、園児たちは先生に連れられ順番に舞台袖へ向かいます。
客席へ向かうと、我が子の勇姿を今か今かと待ちわびる保護者のワクワク感が、客席いっぱいに満ちていました。
さあ、いよいよ生活発表会の開演です。
すみれグループ(年長)さんの「はじめのことば」が終わると、トップバッターで登場したのはたんぽぽグループ(2歳児)さんたちです。
幕が上がると、サンタ帽子をかぶったたんぽぽさんたちが姿をあらわしました。
その可愛らしい姿に、客席の保護者から「わあ!」と声が上がりました。
各々、鈴、タンバリン、トライアングル、カスタネットを小さな手に持ち、クリスマスの歌のリズムに合わせて楽器を奏でます。
リズムよく楽器を叩く子、リズムを追い越してマイペースに楽器を叩く子。
それぞれ楽器の奏で方に個性は出ていましたが、泣き出してしまう子や棒立ちする子は1人もおらず、みんな楽しそうに歌いながら楽器を奏でていました。
2曲目の歌も簡単なダンスを踊りながら上手に歌えており、客席の端までその歌声は届きました。

たんぽぽさんのオープニング

次はすみれグループによる英語劇です。
グリム童話のある話のセリフを全て英語に置き換えての劇です。
この英語劇は、英語教室の講師の先生の指導の下、練習してきました。
すみれさんたちは一言一句間違えることなく、大きな声ですらすらと英語でのセリフを口にしていました。
さらに、場面転換のときには先生たちに交じって、自分たちでも小道具を持って移動していました。
劇はスムーズに進んでいましたが、やはり慣れない英語のセリフに緊張していたのでしょうか。
カーテンコールのダンスでは、劇のときよりもリラックスして踊っている様子が感じられました。

すみれさんの英語劇

英語劇の後は「園長先生のあいさつ」を挟み、たんぽぽグループの見せ場が続きます。
最初はたんぽぽグループBさんです。
王子様とお姫様の格好をしたたんぽぽさんたちが、可愛らしい曲調のポップスに合わせて踊ります。
最初、いつもと違う環境にびっくりしたのか、女の子が一人うずくまっていましたが、先生に促されると立ち上がってみんなと一緒に踊り始めました。
それ以外は特にトラブルもなく、みんな上手に踊っていました。

たんぽぽBのダンス

次はたんぽぽさんからひとつお姉さんになった、さくらグループ(年少)さんの女の子たちによるダンスです。
チアガールの衣装に身を包み、金と赤のポンポンを手に持ったさくらさんの女の子たちが、たんぽぽさんたちにお手本を見せるかのように上手に踊ります。
照明を浴びてキラキラ輝くポンポンや光沢のあるスカートが華を添えて、さくらさんの女の子たちのかわいさが際立っていました。

さくら女子のダンス

3番目はたんぽぽグループCさんのダンスです。
水兵さんと赤いワンピースを着たたんぽぽさんたちが、スタジオジブリの楽曲に合わせて踊ります。
元気いっぱいに踊るたんぽぽさんたちの中には、ジャンプをする場面ではめいっぱい飛び跳ねている子もいました。
大きく振り付けを踊る子、もじもじして動きが小さくなる子。
同じ振り付けでもみんなそれぞれの個性が分かるダンスを見ることができました。

たんぽぽCのダンス

たんぽぽさんのプログラムの最後を飾るのは、たんぽぽグループAさんたちです。
ステージ中央に設置されたピンクの門から、音楽に合わせて順番に出てきます。
練習のときは想定された時間内に移動することが難しく、先生たちと一緒に何度も練習をしたり、時間を調整したりしている様子がみられましたが、本番ではみんな想定された時間内に決められた場所まで移動することができていました。
水色とピンクを基調とした衣装もばっちり似合っており、上手に踊れていました。
ここまでで、たんぽぽグループさんの出番は終わりです。
保護者の皆様もそうだとは思いますが、筆者もたんぽぽさんたちの舞台を見ていて、園児たちの大きな成長を感じました。
運動会のダンスのとき、隊列移動は先生たちに助けてもらいながら行い、周りの様子が気になって踊れない子もいました。
しかし、発表会では隊列移動を自分たちで行い、お友達との間隔も自分たちで気を付けることのできる子もおり、ダンスも全員が踊れていました。
運動会からの2か月と少しで、とても大きく成長したたんぽぽグループさんたち。
あと数か月して春になれば、制服を着て、未満児さんの教室から以上児さんの教室へ移動します。
春までにも、さらに成長するでしょう。
たんぽぽさんたちの活躍を見ていて、これからの成長が楽しみになりました。

たんぽぽAのダンス

休憩をはさんだ後は、以上児さんたちの出番です。
当園ではモンテッソーリ教育を行っているので、学年別のグループのほかに、年少さんから年長さんまでの縦割りのクラスも存在しています。
発表会の後半に行われる劇は縦割りのクラスで行いました。
「そら組」「ほし組」「つき組」「にじ組」「ゆき組」の5つのクラスがそれぞれ、グリム童話や日本も含めた各国の昔話の劇を行います。
どのクラスの園児たちも忘れることなくスムーズにセリフを言い、先生たちがつくった背景や小道具、衣装も園児たちの演技を一層魅力あるものにしていました。
演技も力の入ったものがあり、中でも魔王やいじわるな女王など、悪役たちの演技が特に際立っていたと感じました。
その他にも、誠実な村人や青年たち、可憐な姫や村娘、かわいらしい動物たち、威厳のある神や王など、みんなそれぞれ自分たちの役割を理解しており、素晴らしい演技をしていました。
各劇の最後にはカーテンコールのダンスもあり、演者である園児全員が色とりどりな個性ある衣装を着てダンスをするので、目に華やかで見ていてとても楽しかったです。

長ぐつをはいた猫 アリババと40人の盗賊 金のがちょう 白雪姫 天の岩戸

そして学年別に、さくらグループさんの男の子たち、ゆりグループ(年中)さん、すみれグループさんのダンスもありました。
劇の合間にあった、さくらグループの男の子のダンスは、王様になりたいライオンの子を表現したものでした。
しっぽのついた金色の衣装に身を包み、元気いっぱいに踊るさくらさんたちは、まさに子ライオンのようでした。
途中、たてがみの頭飾りを各々つけて再度登場したときは、そのかわいらしさに客席の保護者から笑みがこぼれました。

さくら男子のダンス

劇が終わると、ゆりグループさんたちのダンスが始まりました。
ゆりグループさんたちのダンスは、男の子たちが女の子たちに愛を告白するというストーリーの感じられるものでした。
途中、男の子たちが舞台の左右にある花道に分かれて広がると、移動する我が子を追いかけるため、構えられたカメラやスマートフォンがあちらこちらへ向けられました。
ダンスの後半、男の子たちが小道具をステッキから小さな花束に変え、その花束を捧げて愛を告白し、女の子たちがハートの描かれたカードを掲げて愛を受け取る場面はとても可愛らしいものでした。
花束とハートの杖を掲げた最後のポーズも決まっており、会場からは拍手が沸きました。

ゆりさんのダンス

発表会のトリを飾るのは、すみれグループさんのダンスです。
これまでのダンスで使用された、ポップな雰囲気や可愛らしい雰囲気の曲とはがらっと変わる、三味線とロックが融合したようなかっこいい曲調の選曲でした。
和風の衣装に身を包んだすみれグループさん。
曲が始まると、まずは男の子たちが左右の花道に分かれて登場し、次に女の子たちが中央の舞台に登場しました。
それぞれ踊ったのち、男の子たちは一時退場、女の子のみのパートになります。
そして、女の子たちと入れ替わりで扇子を持って再登場した男の子たち。
ここから、男の子たちの見せ場が始まります。
中心に縦一列で並ぶと、2人ずつ左右に分かれて側転をします。
男の子たちの見事な側転に、会場からはどよめきの声が沸きました。
そこからはラストに向けて、全員でのダンスです。
アップテンポでかっこいい曲調に合わせて、ダンスの振り付けも細かい動作や速い動きなどありましたが、みんなしっかりテンポに合わせて踊り、動きのメリハリもついていました。
40人近くのすみれさんたちがみせる一糸乱れぬダンスや隊列移動に、会場の保護者の方たちも引き付けられるように見入っており、「ハッ!」と最後のポーズとともにすみれさんの掛け声が響くと、会場からは大きな拍手が送られました。

すみれさんのダンス

すみれさんの代表たちによる、「おわりのことば」で令和6年度のみやこのじょう児童学園の生活発表会は終演しました。
熱気冷めやらぬ会場からホールに出ると、さくらグループさんから順番に家族のもとへ帰っていきました。
園児の顔は大舞台をやり終えた達成感と満足感に満ちていて、その表情を見つめる保護者の方々からも我が子の成長を喜び、がんばりを労わる優しくて温かな雰囲気を感じられました。
園児たち一人一人が成長したことに加え、運動会という大舞台を数か月前に経験したからでしょうか。
発表会でのダンスは運動会のものよりも少し難しくなっているにも関わらず、その完成度は運動会のものよりも高かったように感じます。
劇ももちろん素晴らしいものでした。
泣く子はおらず、大きく間違える子もおらず、みんなが一丸となって一生懸命練習してきた成果が大きな実を結んだ、そんな発表会だったと思います。
運動会、発表会と大きな舞台をやりとげ、大きく成長した園児たち。
これからは春に始まる次のステップへ向けた、新たな成長の過程が始まります。
大きなイベントはなく、寒さに耐えて春への準備をしている木の芽のように、じっくりと成長していく時期になるでしょう。
みやこのじょう児童学園では、そんな小さな日常での成長も大切にし、園児たち一人一人の成長をこれからも手助けしていきたいと思います。

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給食をつくる給食室の様子~令和6年11月19日

  • 2024.11.19
  • お知らせ

秋も深まり、日が短くなってまいりました。
前回の記事では「スポーツの秋」にちなんで、体操教室の様子を投稿しました。
今回は、「食欲の秋」にちなんで、給食室の様子をお届けしたいと思います。
みやこのじょう児童学園が開園するのと同時に、給食室での仕事も始まります。
この日の献立は、朝おやつに「みかん」、お昼が「魚のフライ、豆腐とにらのスープ」、3時のおやつが「ぜんざい、せんべい」です。
まずすることは、未満児さんの朝おやつの準備です。
未満児さんの年齢と月齢に合わせて、みかんを切っていきます。
みやこのじょう児童学園では、未満児さんは食べやすいよう、半分にカット。
ちゅうりっぷさん(0歳児さん)は月齢や発達度合いに合わせて、一粒を半分にカット、または薄皮をむいてのみじん切りで提供しています。

みかんをむく給食室の先生 ちゅうりっぷさんのみかん

また、この日はおやつのぜんざいのために小豆を朝から炊いており、厨房に小豆のいい匂いが漂っていました。
8時を過ぎると、八百屋さんや肉屋さん、魚屋さんが商品を届けてくれます。
お野菜は段ボールに数箱届き、「魚のフライ」のために、約250切れの魚の切り身が届きました。

届いた魚の切り身

朝にお米も洗って炊飯器にセットしており、お米は毎日40合以上炊いています。
野菜は届いたら仕分けをします。
主菜に使うのか、副菜に使うのか、おやつに使うのか。
金曜日には土曜日の分も届くので、その分は別に分けて冷蔵庫に保管します。
仕分けが終わったら、下処理です。
皮をむいたり、ヘタを取ったりしたあとに切っていきます。
この日は切る野菜が少なかったのですが、多い日は数キロの野菜を切っていきます。
ニラだけでもこの量になります。

ニラの束 ニラを切る給食の先生

離乳食は担当の者が作ります(担当は週替わりです)。
その日に届いた新鮮な野菜を極力使用していますが、足りない場合は冷凍の野菜を使用します。
離乳食の中期、後期の子が現在在籍していますが、使用できる野菜や肉魚、調味料を駆使して、できるだけ材料や味付けのかぶりがないように心がけて作っています。

離乳食をつくる給食の先生 鍋で炊かれている離乳食

さて、メインの「魚のフライ」に焦点を戻しましょう。
まずはバッター液をつくります。
数キロの卵液、薄力粉を使用しています。
当園では卵アレルギーの子が数人いるので、まずはアレルギーのある子用にバッター液を別につくります。
使用する材料は薄力粉と水、塩です。
卵抜きのバッター液で衣を付けたら、先に卵抜きのフライを揚げます。
揚げあがったフライは、卵が入っているバッター液が届かない場所に蓋をして保管しておきます。
その後は、未満児さんのフライからどんどん揚げていきます。
200切れ以上のフライになると、かなり時間がかかり、1時間以上揚げつづけなければなりません。
衣をつける人、揚げる人に分かれて、ひたすら揚げていきます。
この日のフライにはゴマのソースもついていたので、合間にゴマのソースも作っていました。
揚げ終わったフライはクラスごとにバットへ並べられますが、未満児さんのフライは食べやすいよう切って提供しています。

バッター液をつくる給食室の先生 フライの衣をつける給食の先生 フライを揚げる給食の先生

次はスープの方を見ていきます。
この日のスープは、豆腐、ニラ、かまぼこ(卵不使用)、もずく、コーンを使用したシンプルなものです。
日によっては、野菜がたくさん入る具だくさんの汁物もあります。
幼児200人ほどの汁物になると、一抱えもある大鍋いっぱいの量になりますが、おかわりもたくさんするので、予備の分を除いて余ることはほとんどありません。

大鍋に入った汁物 並ぶ大鍋

10時半近くになると、ご飯の炊けるいい匂いがし、おかずや離乳食ができあがります。
当園はモンテッソーリ教育を取り入れており、子どもたちが自分でおかずを取り分けるので、一つ一つのお皿に盛りつける工程はありません。
その代わり、お鍋や小皿、ボウルに、クラスごとにおかずを取り分けていきます。
離乳食だけはお皿に盛りつけるので、10時半からは一気に離乳食の盛り付けをしていきます。
中期、後期の子は別に作った離乳食を盛りつけ、ご飯も軟飯や五分粥を提供します。
完了期の子たちにはみんなと同じものを提供していますが、発達の度合いに合わせて切ったり刻んだりして提供しています。
そして、アレルギーを持っている子たちの分もこの時間に用意します。
除去食がなく、みんなと同じ給食の日でも、必ず一人分ずつお盆に分けています。
この日は「魚のフライ」に卵除去のものがあるので、フライだけ分かりやすいようみんなとは違うお皿に盛り付けてあり、ラップもしていました。

アレルギーの子用の除去食

11時に離乳食をクラスへ届けるのと同時刻くらいに、姉妹園「みやこのじょう児童学園ひまわり」の先生がひまわりの分の給食を取りに来ます。(ひまわりの給食はこちらで作っています)
その後からは、未満児さん、以上児さんの給食の準備です。
未満児さんの分は、ご飯はボウルに、スープは小鍋に、フライはバットへ分けます。
お盆の上へクラスごとに並べたら、11時過ぎにクラスの先生が給食を取りに来ます。
そのときに、アレルギー対応食の確認を給食室でダブルチェックして、担任の先生へも確認しながら渡していきます。(0歳児のクラスにはアレルギーの子はいません)

未満児の給食を持っていく先生

以上児さんたちの給食も同じようにします。
スープは鍋に入れて、フライはバットに並べますが、ご飯だけはこちらでつぎ分けます。(未満児さんもご飯はクラスで先生が次ぎ分けています)
普段はお料理モンテッソーリの一環で2クラスほどご飯を別に炊いていますが、今は発表会の練習に集中するため、お料理モンテはお休みしているので、以上児さん全クラス分、給食室でついでいます。
約120人分のご飯を次ぎ分けている間に、未満児さんクラスの先生たちの給食も用意します。
11時半を過ぎると、以上児の先生がランチルームで給食の準備を始めます。
机を並べたり、数えて出してある食器をクラスの場所へ並べたり、おかずを並べたりなど。
12時前になると、以上児さんがクラスごとにやってきます。
「きょうのきゅうしょくなにー?」
「フライだ!」
「カレーじゃないの?」
など元気におしゃべりしながらやってくるので、ランチルームが一気ににぎやかになります。

以上児の給食の様子

以上児さんが給食を取り分ける様子を視界の隅で確認しながら、以上児の先生たちや事務の先生の給食を準備しますが、同時進行で片づけとおやつの準備を始めます。
使用した調理器具等を洗ったり、炊飯器のお釜を洗ったり、床掃除をしたりなどなど。
この日のおやつは「ぜんざい、ぜんべい」なので、おやつの準備としては、小豆の入った大鍋をコンロに戻して再度炊き始めたり、おせんべいの数をクラスごとに数えたりといったことをしていました。
さて、12時に「いただきます」をして食べ始める以上児さんたちですが、早い子は10分ほどで食べ終わって食器を片づけにきます。
それから約1時間、ひたすら食器を洗う時間が始まります。
以上児さんたちの食器に未満児さんたちの食器、合間に先生たちの食器やコップなど。
250人分の食器を洗うのは重労働です。
ですが、時折かかる、
「ごちそうさまでした!」
「おいしかったです!」
「きょうのおやつなーにー?」
という子どもたちの声にも、食器を洗いながら笑顔で対応してくれていました。
13時過ぎ、全ての食器を片付け、0歳児さんの先生の給食も出し終え、おやつの準備が大体済んだところで、ようやく給食の先生たちもお昼ご飯を食べます。

食器を洗う給食の先生

お昼ご飯を食べ終わった後は、大きな乾燥機の中で乾かしていた食器類の片付けや、0歳児さんの先生たちの食器の片付け、おやつで使うコップやお盆の準備をします。
14時半になると、ひまわりの先生が再度来てくれ、ひまわりの子たちのおやつを持っていきます。
そして15時になると、未満児の先生や以上児の先生たちがおやつを取りに来てくれます。
保育士の先生たちも各クラスでおやつを食べ、給食の先生もおやつを食べて一息つきますが、15時半からは再度洗い物や片付けの時間です。
そうしておやつ後の洗い物や一日の片付けを終え、16時半には給食室は閉まります。

準備されたおやつ

これがみやこのじょう児童学園の給食室の一日で、午前中は調理中心、午後は片付け中心で動いています。
献立は都城市から頂いているものを使用させていただいていますが、園の行事等に合わせて調整しています。
(この日の給食の写真です。この日は特別野菜が少ない献立でしたが、いつもは野菜がたっぷりです。)

今日の給食

子どもたちが健やかに成長していくための大事な要素が食事――毎日食べている給食です。
0歳児の子たちには月齢や発達段階に合わせた、食べやすく栄養満点な離乳食をつくるよう心掛けています。
アレルギーを持っている子たちには、第一に安全な、そしてできるだけ他の子たちと同じような見た目の、味も美味しい給食を提供しています。
そしてもちろんみんなが食べる給食も、安全で新鮮な食材を使った、栄養満点の給食を毎日作っています。
美味しい給食をしっかり食べて、これからもすくすくと成長していってほしいと願っています。

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体操教室の様子(かみむらスポーツ教室)~令和6年11月6日

  • 2024.11.06
  • お知らせ

秋も深まり、日が短くなってまいりました。
「スポーツの秋」ということで、この日は「かみむらスポーツ教室」の講師による、体操教室の様子を見に行ってみました。
澄み渡った秋晴れの中、みやこのじょう児童クラブの園庭にまずはさくらグループ(年少)さんが集まりました。
ウォーミングアップとして、まずは「追いかけっこ」を行います。
2人1組で手をつないで、お友達と一緒に先生から逃げます。
さくらさんたちは「きゃー」と悲鳴を上げながら、嬉しそうに先生から逃げていました(中には、真顔で必死に逃げている子もいましたが)。
逃げている途中でお友達にぶつかったり、靴が脱げてしまったりと小さなトラブルもありましたが、みんな楽しそうな様子で「追いかけっこ」に取り組んでいました。

追いかけっこをするさくらさん 追いかけっこをするさくらさん

ウォーミングアップで体がほぐれると、4つのグループに分かれて、「大縄跳び」の練習をしました。
ただし、いきなり回っている縄を跳ぶのではなく、スモールステップで少しずつ段階をあげていきます。
まずは、止まっている縄をぴょんと跳びこす練習、横揺れ、縦揺れの縄を跳びこす練習。
そして、縄を揺らしている先生の方を見て、体の横からやってくる縄を跳びこす練習。
そうやって少しずつ段階をあげて、「大縄跳び」の動作へ近づけていきます。
運動神経の高い子や活発な子は、得意げに高いジャンプをして列に戻っていきますが、運動が苦手な子もいます。
そういう子には、先生がアドバイスを投げかけ、できるまで何回か跳ばせてくれていました。

縄跳びの練習をするさくらさん 縄跳びの練習をするさくらさん

「大縄跳び」の練習の後は、ちょっとしたゲームをしました。
青、黄色、赤、3色の信号の色を使ったゲームなので、この場では「信号ゲーム」と呼んでおきましょう。
大きな長方形の中に全員入ると、先生が3色のうちのどれかを言います。
「あお!」
と言われたら、一歩前へ進みます。
「きいろ!」
はその場で立ち止まって、「きょろきょろ」と左右を見ます。
そして、「あか!」
と言った後には先生が追いかけてくるので、先生に捕まらないよう長方形の中まで走って戻ります。
さくらグループさんはこの「信号ゲーム」をするのが初めてのようでした。
先生の説明を聞いた後、最初の「あお!」で一歩前へ出ました(中には2、3歩進む子もいました)。
「あお!」の合間に数度「きいろ!」が入り、そのときは左右を見るのですが、「きょろきょろ」と言いながら左右を見るさくらさんたちは、とても可愛らしかったです。
何度も「あお!」とフェイントも交えながら言われ、園庭いっぱいに園児が広がったころ、「あーー……か!」と先生が大きな声で言うと、子どもたちは「きゃー!」と高い声をあげながら慌てて長方形の中へ戻っていました。
以上児さんの中では一番小さいさくらさんたちでしたが、子どもたちの体の発達に合わせた体操に、始終楽しそうに取り組んでいました。

「信号ゲーム」をするさくらさん

さくらグループさんたちの次は、ゆりグループ(年中)さんたちです。
当園で一番元気なゆりグループさんは、先生に呼ばれると、元気いっぱい、みんな一斉に駆け出して列をつくっていました。
ゆりさんたちのウォーミングアップは「リズム跳び」です。
先生が流してくれるアップテンポな明るい曲に合わせて、さまざまな跳び方をします。
前向き跳び、頭と肩に交互に手をつきながら、後ろ向き、3回目のジャンプでしゃがむカエル跳びなどなど。
中にはジャンプが苦手そうな子もいましたが、ノリノリの音楽にテンションが上がり、転んでも、尻もちをついても、みんな楽しそうに跳んでいました。

リズム跳びをするゆりさん リズム跳びをするゆりさん リズム跳びをするゆりさん

ウォーミングアップの後は、ゆりグループさんも「大縄跳び」にチャレンジです。
さくらグループさんと同じように、スモールステップを踏みながら、「大縄跳び」の動作へ近づけていきます。
ゆりグループさんからは、縄を前へ跳びこさず、来る縄を待ってその場でジャンプをする動作も入りました。
これがなかなか難しいようで、目印に置かれた赤い印から「動かないで、その場で跳ぶんだよ」と言われても、ついつい無意識に前へ跳びこしてしまう子がたくさんいました。
それでも何度か繰り返すうちに、その場で縄を跳べるようになる子が何人も出てきました。
そして、いよいよ縄を回しての縄跳びにチャレンジです。
先生の説明を聞いていた子どもたちは、最初「かんたんでしょ!」「よゆー」と呟いていましたが、いざ練習が始まると、苦戦している様子が見られました。
回ってくる縄を見すぎて跳べない子。
「縄じゃなくて、先生を見るんだよ」と言われた後、先生を見すぎて縄が意識の外にいってしまう子。
縄跳びが得意そうな子は、何度か練習をした後、連続して跳べるようになっていましたが、なかなか跳べずに表情が暗くなってしまう子もいました。

縄跳びの練習をするゆりさん 縄跳びの練習をするゆりさん 縄跳びの練習をするゆりさn

ですが、最後に行った「信号ゲーム」で、その暗い表情も吹き飛びました。
もうルールを知っているゆりさんたちは、リラックスした様子で楽しそうにゲームに取り組んでおり、わざわざ捕まりやすい先生の前へ行ったり、先生のフェイントに引っ掛かったりしていました。

「信号ゲーム」をするゆりさん

最後はすみれグループ(年長)さんです。
来年小学一年生のすみれさんたちは、ぴしっと前ならえで綺麗に整列して先生の前へ集まりました。
すみれさんたちのウォーミングアップも「リズム跳び」です。
ノリノリだけど、ランダムに跳んでいたゆりグループさんたちと違い、すみれさんたちはちゃんとリズムに乗って、先生の合図に従って綺麗にスタートしていきます。
動作もゆりグループより難しいものが増えており、中には苦戦している子もいました。

リズム跳びをするすみれさん リズム跳びをするすみれさん

すみれさんたちの「大縄跳びも」、難易度の低いものからしていきます。
ですが、さすがのすみれさん。
ぴょんぴょんと軽く縄を跳びこえていきます。
すぐに回っている縄を跳ぶ段階へ進み、10回も跳んでいる子もいました。

縄跳びの練習をするすみれさん 縄跳びの練習をするすみれさん

「大縄跳び」の後は、初めてのドッジボールにチャレンジしました(子どもたちの前では「あてっこゲーム」と言っていました)。
初めてのドッジボールということで、ルールをもっとシンプルにして、とにかく当てたら1点(頭セーフやワンバウンドセーフは無し)、外野は先生というルールで行いました。
始めはボールに当たるのが怖い様子で、逃げるばかりでしたが、一人の子がボールを取ると、他の子もボールを取ることにチャレンジしだし、相手チームへボールを投げ返していました。
そうして1回目はルールと、お友達にボールを投げていいことに慣れる回になりました。
2回目からはドッジボールらしくなってきて、子どもたち同士でボールを投げあう様子も見られ、逃げるのも上手になっていました。
ボールがぶつかってくる恐怖心も和らいだ様子で、1回目はボールがぶつかるとびっくりした様子でしたが、次第にボールが当たっても痛がったり、怖がったりする様子がなくなっていました(ボールは柔らかいものを使用しています)。
すみれグループになると、ルールが複雑になるゲームやチームワークが必要なゲームも取り入れていますが、みんなきちんとルールを理解して、先生からのアドバイスもすぐに飲み込んで、ゲームを楽しんでいました。

ドッジボールの練習をするすみれさん ドッジボールの練習をするすみれさん ドッジボールの練習をするすみれさん

体の発達には、月齢や年齢にあった運動が欠かせません。
みやこのじょう児童学園では外部のスポーツ教室講師の方と一緒に、体の発達に合わせて、園児が楽しめる体操や体を動かすゲームに取り組んでいます。
発達がゆっくりな子もいますが、そのときはできるだけその子に合わせた範囲での活動などを行っています。
子どもたちには、これからも楽しみながらどんどん体を動かして、すくすくと成長してほしいと思います。

※かみむらスポーツ教室のホームページはこちらです。

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未満児さん発表会の合同練習の様子~令和6年10月31日

  • 2024.10.31
  • お知らせ

Trick or Treat!
10月もいよいよ最終日となり、日中も過ごしやすい日が多くなってまいりました。
みやこのじょう児童学園では、12月に行われる「生活発表会」の練習が日々行われています。
この日は、みやこのじょう児童学園ひまわりとの合同練習(未満児さんのみ)が、みやこのじょう児童学園のランチルームで行われました。
たんぽぽグループ(2歳児)はA、B、Cの3グループに分かれてダンスを行います。
まだまだ練習中なので、ダンスの振り付けを完全には覚えておらず、どこか覚束ないようすも見られましたが、泣いている子もおらず、楽しそうにぴょんぴょん、くるくると踊っていました。

ダンスを踊るたんぽぽAグループ ダンスを踊るたんぽぽAグループ② ダンスを踊るたんぽぽBグループさん ダンスを踊るたんぽぽたんぽぽBグループ② ダンスを踊るたんぽぽCグループさん ダンスを踊るたんぽぽCグループさん②

次はももグループさんの(1歳児)の寸劇の練習です。
慣れない場所へやってきたみやこのじょう児童学園ひまわりのお友達は、不安そうな表情を見せる子や泣いてしまう子もいました。
ですが、寸劇の練習が始まると、少し落ち着いた様子を見せ、先生と一緒に入場したり、移動したり、簡単なダンスを踊ったり、上手に練習をこなしていました。

寸劇の練習をするももグループさん 寸劇の練習をするももグループさん② 寸劇の練習をするももグループさん③ ももグループさんたち

練習の後、ももグループさんは衣装合わせも行ったそうですが、当日までのお楽しみにしておきますね。
「とても可愛らしかった」とだけお伝えしておきます。
発表会の日時と場所ですが、2歳児以上の発表会は12月7日(土)に都城市の都城市総合文化ホールMJで行われ、2歳児未満の発表会は12月14日(土)にみやこのじょう児童学園のホールで行われます。
園児たちも先生たちも、毎日一生懸命、練習をしています。
本番でどんな演技やダンスが見られるか、楽しみですね。

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きらら教室(読み書き教室)の様子~令和6年10月22日

  • 2024.10.22
  • お知らせ

柿の実が色づく季節となりました。
みやこのじょう児童学園には「きらら教室」という読み書きの教室があります。
外部の書道の先生をお招きしての教室です。
きらら教室では、さくらグループ(年少)さん、ゆりグループ(年中)さん、すみれグループ(年長)さんが読み書きのお勉強に取り組んでいます。(園児全員ではなく、希望者のみ行っております)
この日は火曜日のクラスを覗きに行ってきました。(金曜にもクラスがあります)
まずはさくらグループさんのクラスです。
さくらグループの子たちは、最近ひらがなの練習を始めたそうです。

プリントに名前を書くさくらさん

それまでは、鉛筆の握り方や書く時の姿勢を身につけ、曲線や直線をスムーズに書けるよう、練習していました。
プリントを用意すると、まずは自分の名前をひらがなで書きます。
さくらさんのプリントには、一枚一枚、先生が見本を書いてくれており、それを見ながら自分の名前を書いていきます。
名前を書き終わると、プリントに書いてある問題文を先生が読んでくれ、それからひらがなを学んでいきます。

プリントをファイルに閉じるさくらさん

最初の文字は「い」です。
大きく「い」と書かれたプリントの上には5つのひらがなが書かれており、その中から同じ文字を見つけて丸で囲みます。
それから書き順を先生に教えてもらい、薄く書かれた「い」をなぞります。
時々、先生に姿勢を注意されながらも、みんなすぐに同じ文字を見つけて、上手に字をなぞっていました。
以上児さんの中では一番小さいさくらさんたちでしたが、30分のほとんどをお椅子に座って取り組むことができました。

先生と読み書きの練習をするさくらさん 先生に「い」の書き方を教わるさくらさん

次はゆりグループのクラスです。
ゆりグループさんからは、文章を読むことも始めます。
少し長めの問題文も、詰まることなくすらすらと読めていました。

「の」のプリントを綴じるゆりさん

大きく「の」と書かれたプリントの上には、「の」のつく単語の入った文章があります。
その文章を大きな声で元気よく読んだ後、文章の中の「の」を探して丸を付けていきます。
「の」探しが終わった後は、書き順や書く時のポイントに気を教えてもらいながら、実際に「の」を書きます。
文字の書き方は個性が出てきており、お手本通り綺麗に書く子、しゅっと素早く書く子、じっくり丁寧に書く子がいました。

「ほ」の書き方を練習するゆりさん

当園で一番元気なゆりグループさん。
ちゃんとお椅子に座ってはいましたが、
「できたよー!」
「みてみて!」
「えんぴつがおちたー!」
などの声があちこちで聞こえていました。

ゆりさんが書き終えた「の」のプリント 開始の挨拶をするゆりさん

最後は来年小学1年生になるすみれグループさんです。
すみれグループさんになると、46文字の読み書きができる前提でプリントを進めていきます。(中には発達がゆっくりな子もいますが、その子に合わせて学ばせています)
ちょうどこの日はプリントの内容が変わる日でした。

「う」のプリントに取り組むすみれさん

それまでは50音順の順番を覚えるプリントに取り組んでいましたが、単語を学ぶ内容に変わります。
大きく「う」と書かれた四角の周りに、3つの薄い字で書かれた単語と、空のマス目があります。
さくらさんのプリントの問題文の倍以上長さのある文章をすらすらと読むと、「う」と2回書いていきます。
それから、「う」のつく3つの単語をなぞっていきます。
そして、空っぽのマス目に取り組みます。

「う」のプリントに取り組むすみれさん②

空のマス目を目にし、すみれさんたちは
「ここからっぽ」
「なにかくの?」
と質問してきました。

3つの単語をみんながなぞり終わるのを確認すると、先生がクイズを出しました。
「ここには2つ『う』のつく言葉が入ります。今から先生が出すクイズの答えを書いてください。昔話の主人公です。竜宮城がでてくるお話です――」
そこまで話すと、みんな「わかった!」と言い、答えを書き始めました。
お手本がないため、何人かは「どうやってかくのかな?」と悩みながら書いていましたが、ほとんどの子がすらすらと答えを書いていました。
「う」のプリントが終わると、次は「か」のプリントでした。
初めての形式のプリントだったので、一枚目はゆっくりと進みましたが、二枚目からは少しだけスピードアップして進めることができました。

プリントに名前を書くすみれさん 「う」のつく言葉をみんなで考えるすみれさん

きらら教室では、鉛筆の握り方や姿勢などの読み書きの基礎から学ぶことができ、週1回、30分の短い時間ですが、少人数で丁寧な指導を心掛けています。
文字を読み書きする力の基礎を身に着け、今後の学習能力を伸ばす手助けをしていきたいと思います。

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掘ったお芋でクッキング~令和6年10月16日

  • 2024.10.16
  • お知らせ

しとしとと秋の雨が続く季節になってまいりました。
この日は10月の初めに掘ったお芋を、子どもたちがお料理する日です。
作るお菓子は「スイートポテト」、作ってくれるのはすみれグループ(年長)さんと、さくらグループ(年少)さんです。
朝の会を終えたすみれグループさんたちは、エプロンと三角巾、マスクを身に着けてランチルームへ向かいます。
するとそこにはサツマイモの山が3つありました。
「いっぱいだね」
などと言いながら、すみれさんたちは席へつきます。
これらのサツマイモは、前日にすみれグループさんが水で洗って土を落としてくれていました。
そして、先生のお話を聞いた後は、いよいよクッキング開始です。

先生の話を聞くすみれグループさん

まずはサツマイモの皮をむいて、蒸しやすいよう適当な大きさに切ります。
皮むきの作業は5人ずつ、カットの作業は3人ずつ行いました。
先生に呼ばれた順に、皮むきとカットを一人一回ずつします。

サツマイモの皮むきをするすみれグループさん① サツマイモを切るすみれグループさん①

ピーラーでの人参の皮むきとカットは、毎日のお料理モンテッソーリでしたことのあるすみれグループさんですが、サツマイモの皮むきは感触がまた違います。
人参よりも硬くて、デコボコしていてむき辛いサツマイモに、苦戦しながら一生懸命皮をむいていきます。
包丁でのカットも、人参よりも硬いサツマイモに最初戸惑いながら力を入れてカットしていました(安全のため、切りやすい硬さのサツマイモを切らせ、硬いものは職員が切っています)。
いつもニコニコ元気な子どもたちですが、皮むきとカットのときはとても真剣な顔で取り組んでいました。

サツマイモの皮むきをするすみれグループさん② サツマイモを切るすみれグループさん②

ある程度カットされたサツマイモができると、給食の先生がすぐに蒸し始めてくれたため、サツマイモの下処理が終了するころには次の作業の準備ができていました。
次は蒸しあがったサツマイモをつぶす作業です。
アツアツのサツマイモで火傷しないよう気を付けながら、力を込めてマッシャーでサツマイモをつぶしていきます。
先生たちも手伝いながら、順番にサツマイモをマッシュしました。

サツマイモをつぶすすみれグループさん① サツマイモをつぶすすみれグループさん②

ある程度潰れたら、先生たちが砂糖やバターなどの調味料を入れて混ぜてくれました。
すみれさんの出番はここまでです。
ここからはさくらグループさんの番です。

先生の話を聞くさくらグループさん

さくらさんたちは調味料と混ぜ合わさって滑らかな状態になったサツマイモを、丸めて成型する作業を行いました。
先生に渡されたサツマイモを、両手で丸めてこねこねして形を整えていきます。

スイートポテトを丸めるさくらグループさん① スイートポテトを丸めるさくらグループさん②

中にはいびつな形もありましたが、小さな手で一生懸命丸めていました。
一人二回以上丸める作業を行うことができ、みんな1回目よりも2回目の方が上手に丸めることができていました。

スイートポテトを丸めるさくらグループさん③ スイートポテトを丸めるさくらグループさん④

バットの上に綺麗に並んだサツマイモの上に、先生が卵黄を塗ってくれて、さくらさんの作業も終了です。
あとは給食の先生にお任せして、おやつの時間を待つばかりです。

さくらグループさんが丸めたスイートポテト

おやつの時間が近くなってくると、給食の先生がおやつの準備をしてくれます。
出来上がったスイートポテトはみやこのじょう児童学園の以上児、未満児全員分と、姉妹園のみやこのじょう児童学園ひまわりの分もありました。
焼きあがったスイートポテトがバットに入れられ、台車の上に並べられました。
これから、以上児さんのお部屋へ先生がおやつを運んでくれます。

焼けたスイートポテト

サツマイモの下処理を頑張ってくれたすみれグループのおやつ時間にお邪魔してみました。

すみれグループのおやつ時間

「がんばって皮をむいてつぶしたもんね」
と言うと、
「がんばったからおいしい」
「あまいね」
と声を返してくれました。

スイートポテトを食べるすみれさん

中には
「おいもにがて・・・」
という子もいましたが、「おいしい」と食べていました。

スイートポテトを食べるすみれさん②

サツマイモの苗植えと収穫、収穫からの調理と、食べ物がどうやって自分たちのもとへ届くのか、そのプロセスの一部を子どもたちは体験しました。
子どもたちの様子を見ていて、食べ物をつくるのがどれほど大変なことなのか、少しでもそのことを学んでくれるといいなと思いました。

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お芋ほりに行きました~令和6年10月7日

  • 2024.10.16
  • お知らせ

10月も半ばを過ぎ、ようやく秋めいてまいりました。
さて、10月に入っての最初のイベントは「お芋ほり」です。
今年の5月(いちご狩りに行った日の午後)にお借りしている畑に行って、さくらグループ(年長)さんとゆりグループ(年中)さんが芋の苗植えに行ってきましたが、いよいよ収穫の日を迎えました。

芋を掘るゆりグループ③

午前中、長靴を身に着けた園児たちは、先生たちに見送られながら、軽い足取りで畑へ向かいました。
葉やつるが綺麗に刈られた畑には、少しだけサツマイモが顔を出しており、子どもたちは
「おいもだ!」
「おおきいのあるかな」
とワクワクした様子で畑を見つめていました。

芋をほるすみれグループ② 芋を掘るすみれグループ① 芋を掘るゆりグループ④

先生のお話が終わると、子どもたちは一列に並んでお芋ほりを始めました。
手や体操服につく土を気にすることなく一生懸命土をほり、次々にお芋が顔を出します。
「おいもあったよ!」
「ちっちゃいのしかなかった~」
「みて!おっきいのあった!」
サツマイモが見えてくると、畑のあちこちから声があがりました。

芋を掘るすみれグループ③ 芋をほるすみれグループ④ いもを掘るゆりグループ① 芋を掘るゆりグループ②

掘ったサツマイモはより甘さが増すまで数日間保管して、後日、給食の献立やお料理モンテに使用します。
みんなが掘って来てくれたお芋が使える日が待ち遠しいですね。

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©MIYAKONOJO KINDERGARTEN