
きらめく雨露とともに紫陽花が見ごろ迎えていますね。
みやこのじょう児童学園では、毎朝9時から10時頃まで、モンテッソーリの活動時間になっています。
その活動の一環として、「お料理モンテッソーリ」があります。
今日は「お料理モンテッソーリ」の活動の様子をお送りします。
朝に行事等がない日は、毎日お米研ぎ、野菜の皮むき、野菜を切るおしごとが行われています。
今日はさくらグループ(年少さん)とすみれグループ(年長さん)がお米研ぎ、ゆりグループ(年中さん)が野菜を切って皮をむくおしごとをしていました。
最初に野菜の皮むきをしているグループにお邪魔しました。
「こんにちは~。お写真を撮らせてくださいね」
と声をかけましたが、二人ともおしごとに集中しており、こちらをちらりと見るだけでした。
女の子は手で玉ねぎの皮むきをしており、男の子はピーラーで人参の皮むきをしていました。
さくらグループのときから皮むきをしていたためか、男の子は危なげなくピーラーを使って上手に皮をむいています。
ただ、今日の玉ねぎは皮がしっかりしていたのか、玉ねぎの皮むきをしていた女の子は
「かたい~」
と言いながら一生懸命皮むきに取り組んでいました。
次に野菜を切るおしごとをしているグループに行きました。
包丁を使ってのおしごとなので、とても集中してにんじん切りに取り組んでいました。
そっと、担任の先生に声をかけたのですが、
「あ、せんせい」
と言って振りかえってしまい、
「危ないから、手元を見て!」
と思わず声を出してしまいました。
「左手は猫の手だよ」
という先生の言いつけをしっかり守り、左手は猫の手でにんじんを慎重に切っていきます。
緊張のせいか肩にぐっと力が入っていましたが、手を怪我することもなく、上手ににんじんを切っていました。
最後はすみれグループの様子を見に行きました。
ゆりグループの教室から出ると、ちょうどすみれグループの園児と先生が給食室から炊飯器とお米を運んでいるところでした。
炊飯器とお米を置くと、まずは手洗いをします。
そして、ザルを重ねたボウルの中にお米を入れて、交代で米研ぎをします。
ボウルに水を入れて、手でグルグルとお米を研ぎます。
米のとぎ汁でボウルの中が白く濁ってきたら、ザルをあげて水をきり、ボウルの中の水を捨てます。
再度水を入れると、もう一度お米を研ぎます。
途中で交代しながら、5回ほどお米を研ぐと、先生が炊飯器のお釜の中にお米を入れてくれました。
お米の入ったお釜を平らな場所に置くと、最後に水を入れます。
園児二人と先生がじっと見守るなか、「5」の目盛まで水を入れます。
緊張した面持ちでゆっくり水を注ぐので、こちらも思わず息をのんで見守ってしまいました。
無事に水を入れ終わると、先生が炊飯器の中へお釜を入れ、スイッチを押します。
教室の中でご飯を炊くので、きっと数十分後には、教室中にご飯の炊けるいい匂いがするのだろうなと思いました。
ちなみに、ゆりグループさんが切ってくれた野菜は、次の日のおかずに入ります。
炊きあがったご飯は、ランチルームに持っていかれ、先生が器によそってくれます。
今日のメニューはカレーだったので、子どもたちはウキウキしながらカレーのお鍋の前に並びました。
みやこのじょう児童学園では、2歳児以上はおかずを自分たちでよそいます。
これもモンテッソーリ教育の一環です。
先生に手伝ってもらいながら、自分が食べる分量を考え、自分でよそい、お盆に乗せて自分の席まで持っていきます。
もちろん、食べた後の食器の片付けも自分たちで行います。
モンテッソーリ教育の中には「日常生活の練習」というものがあります。
例えば料理では、本格的な料理だけではなく、下準備や片付け、食器洗いなど、普段大人が行っている様々な家事を、子どもが「やってみたい」と思うタイミングで実践することなどが該当します。
料理だけでなく、洗濯物を畳んだり、靴を磨いたり、掃除をしたりといったことも、モンテッソーリの活動になります。
重要なのは、無理強いせず子どもの「やってみたい」という気持ちを大切にすることです。
「やってみたい」という気持ちを子どもが表してくれたら、その動作をゆっくりと大人が「提示して」(見せてあげて)ください。
包丁を使うなど、危ない動作が難しい場合は、トマトのヘタ取りや豆の皮むき、お茶をコップに注ぐなど簡単な動作を行うといいと思います。
モンテッソーリを日常生活に取り入れることは、難しいことではありません。
大切なのは、子どもの自主性を大事にすることです。
もし、ご家庭で子どもたちの「やりたい」が芽生えたら、お時間があるときに、一緒に簡単な家事をやってみるのもいいと思います。
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