らせ

「あっけらかん」なサイエンスショー~令和7年8月18日

  • 2025.08.27
  • お知らせ

立秋とは名ばかりの厳しい暑さです。
夏休みが終盤にさしかかってきたこの日、みやこのじょう児童学園のすみれ(年長)グループさんたちは、祝吉小児童クラブとひまわり児童クラブの小学生たちと一緒に「サイエンスショー」を観覧しました。
マジック漫才コンビ「あっけらかん」から、都城市出身である久保秀次さん、通称「くぼっち」がやって来てくれました。

司会をしてくれた児童クラブの先生のお話を聞いた後、子どもたちの大きな拍手が鳴り響く中、くぼっちが両手にシャボン玉ガン(シャボン玉をたくさん出す鉄砲型のおもちゃ)を持って登場しました。
「みなさーん!こんにちはー!」
にぎやかな音楽と、次々と噴き出すシャボン玉に、みんなは大興奮です。
それから、くぼっちはあいさつ代わりにいくつかマジックを披露してくれました。
最初は、ひらひらのスカーフが一瞬でステッキに変身するマジック。
あっという間の出来事に、すみれさんたちは拍手を忘れてぽかんとしていました。

次に真っ白な自由帳を取り出したくぼっち。
「なんだか中身がさみしいね~。じゃあ、魔法をかけてもらおうかな」
そういうと、小学生の一人に「ノートの表紙をなでて」と差し出しました。
何が起きるのだろう、と恐る恐るノートをなでる小学生をじっと見つめるすみれさんたち。
魔法をかけ終わったノートをくぼっちがパラパラめくると、なんと、真っ白だった自由帳にキャラクターの絵が浮かびがっていました。
驚きの魔法に、子どもたちから大きな拍手と歓声が沸き上がります。
「かわいい絵が出てきたけど、もうちょっとさみしいかな~。次に魔法をかけてくれる人~」
くぼっちのその言葉に、今まで手をあげていなかった子まで、勢いよく手をあげました。
次に選ばれたのは、すみれグループのお友達でした。
ワクワクドキドキといった様子で、ノートの表紙を優しくなでるすみれさん。
「じゃあ、どうなったかな~」
くぼっちがノートをめくると、それまで黒い線で描いていただけのイラストに、カラフルな色がついていました。
素晴らしい魔法を目にし、みんな拍手喝采、大興奮です。

くぼっちが次に取り出したのは、空っぽの紙袋。
中に何も入っていないことを確認してもらったくぼっちは、再び子どもたちに魔法をかけてもらいます。
空っぽの紙袋にふっと何かをかけるように、手を振る動作をしてもらうと、くぼっちは紙袋の中に手を入れます。
「ん?何かあるよ」
そう言って何かを引っ張るくぼっちの手に握られていたのは、リボンのようなもの。
それをさらに引っ張ると、中に花が入った透明なボックスが出てきました。
またまた大興奮の子どもたち。
それから何度もくぼっちは子どもたちに魔法をかけてもらい、たくさんのボックスを出していました。

興奮冷めやらぬマジックが終わった後は、風を使ったサイエンスショーを見せてくれました。
サーキュレーターを取り出すと、地球には物が下に落ちる「重力」という力があること、そして風にも力があることを話します。
すみれグループのお友達を助手として呼ぶと、くぼっちは真上に向けられたサーキュレーターの上に風船を置いたらどうなるでしょうか、とみんなに問いかけます。
「おちない!」
「とぶー!」
とさまざまな意見が出たのを確認すると、くぼっちは助手のお友達に風船を乗せるよう伝えます。
お友達がそっとサーキュレーターの上に風船を置いて手を離すと、風船は風に乗って浮き上がり、しばらくしたところで止まりました。
ぷかぷかと浮かぶ風船を眺めるみんなに、
「風船が浮かんで止まったね。この風船が止まっている場所で、風の力と重力が釣り合っているんだよ」
と教えてくれます。
それから、2つ、3つと風船を増やしていくくぼっち。
途中、風船が落ちる場面もありましたが、3つの風船は見事サーキュレータ―の風に乗り、プカプカと浮いていました。

「もっと強い風の力を見せるね」
そういってくぼっちが取り出したのは、ブロワーです。
ブロワーを初めて見るお友達もいましたが、サーキュレーターよりも強い風が出る機械だとくぼっちが教えてくれました。
ブロワーの風の力がプラスチックのお茶碗も浮かせることができるほど強いことを見せたくぼっちは、風船が24個輪になって連なった、風船のサークルを持ってきました。
「これをブロワーの風にあてたら、どうなるかな」
子どもたちに質問を投げかけると、小学生の助手を2人呼び、風船のサークルを持つように言いました。
児童クラブの先生にもお手伝いを頼むと、児童クラブの先生にブロワーを持ってもらい、風船を持った小学生にも「ここに立って」と伝えます。
くぼっちの合図で先生がブロワーのスイッチを入れ、小学生が手を離すと、下からの風の力で風船が宙に浮かんでくるくると回りだしました。
「ういてるー!」
「まわってるー!」
くるくる回るカラフルな風船のサークルを、みんなはキラキラした目で見つめます。
ブロワーの風の力は強く、風船は安定して回り続け、小学生の助手2人とくぼっちが風船の輪を跳んでくぐれるくらいでした。

風を使ったサイエンスショーが一段落ついたところで、くぼっちはマジックを再び見せてくれました。
青いテーブルクロスがかかった、小さなテーブルを取り出したくぼっち。
なんと、テーブルを浮き上がらせるというのです。
別の小学生の助手を呼んだくぼっちは、お友達と一緒にテーブルクロスの端を優しく持ちます。
そして、みんなに
「あがれー!」
と声をかけるように伝えました。
子どもたちの全力の「あがれー!」を叫ぶと、ふわりとテーブルが浮きました。
「もっともっと!」
とくぼっちが声をかけて、再び子どもたちが叫ぶと、テーブルはくぼっちの膝くらいの高さまで浮き上がりました。
みんなが目を丸くする中、くぼっちは助手のお友達と一緒にゆっくりとその場を回ります。
助手のお友達も、どうして浮かんでいるのか分からない、といった表情でそろりそろりとゆっくり回ります。
そして浮かんだテーブルは「さがれー!」の呪文で床へ着地しました。
あまりにすごいマジックに、みんなは半ば呆然としながら拍手をします。
助手のお友達のお礼を言うと、くぼっちは1人でテーブルを浮き上がらせてみせます。
「あがれー!」の呪文を聞くと、テーブルは再び浮き上がり、ふらりふらりと移動までします。
「みんなのところに行っちゃいそうだよー」
そういいながら、くぼっちはお散歩しだすテーブルに合わせて小学生のところにふらり、すみれグループのみんなのところにふらりと歩いてまわりました。
気が済んだのか、元の場所へ戻ると、テーブルは「さがれー!」の呪文をきいて静かにその場に着地しました。
あまりにすごいマジックに、一生懸命拍手をする子どもたちの中には、ぽかんとしたままの子や、開いた口がふさがらないといった状況の子もいました。

サイエンスショーの最後に出てきたのは、実験でおなじみ「空気砲」です。
丸く穴が空いた段ボールを手に持ってきたくぼっちは、空気砲の説明をします。
説明を終えると、子どもたちの前で空気砲の横を叩き、空気の塊が飛んでくることをみんなに実感させます。

「この空気の形を見てみよう!」
そう言って煙を溜めた段ボールをくぼっちが叩くと、白い塊が空気砲から飛び出しました。
白い空気の塊はあっという間に消えてしまいましたが、それでも子どもたちは大はしゃぎです。
はしゃぐみんなの前にくぼっちが出してきたのは、一辺が1メートルはあるのではないかと思われる、巨大空気砲でした。
すみれグループさんたちは自分の背丈ほどもある空気砲を前に、「えー!」と大きな声をあげました。
「いくよー!」
大きな空気砲に煙をたくさん溜めると、くぼっちが思いっきり空気砲を叩きます。
すると、ホールの後ろに向かって、ドーナツ型の白い空気の塊が飛び出しました。
「わあっ!」
空気の塊と一緒に、子どもたちの歓声も口から飛び出します。
それからは、くぼっちが煙を溜めては空気砲を叩き、煙を溜めては空気砲を叩きを繰り返し、白いドーナツが飛び出すたびに、子どもたちはそれをつかもうと手を伸ばし、大はしゃぎの様子でした。

楽しい空気砲の時間が終わると、くぼっちは最後にかわいいお友達を紹介してくれました。
両手に持った鍋の蓋のようなものをみんなに見せると、静かに2つの蓋を合わせます。
しばらくして蓋を開けると、中からは白い鳩が姿を見せました。
一瞬、子どもたちの反応が止まり、たくさんのクエスチョンマークが見えました。
「なにがでてきた?」
「とりがでてきた?」
「おにんぎょう?」
「ほんもの?」
じっと動かない鳩をかかげると、
「ぼくのお友達のギンバトです。ほんものだよ~」
とくぼっちが言います。
鳩を手に乗せてみんなの近くに行くと、子どもたちは大人しい鳩が本物かどうかを確かめようと首を伸ばします。
バランスを取るように前後へ動く鳩を見て、みんな「ほんものだ!」と大きな声をあげました。
すると、驚いた鳩が羽ばたいて飛び立ち、ホールを飛ぶ白い鳩に子どもたちはびっくりしながらも喜んでいる様子でした。

可愛らしい鳩が出てきたところで、「あっけらかん」のくぼっちによるサイエンスショーは幕を下ろしました。
摩訶不思議なマジックに、風の力や空気の力を使った実験。
みんな大いに笑って、驚いて、はしゃいで、たくさん拍手もして、興奮冷めやらぬキラキラした目でホールを後にしました。
夏の楽しい思い出の一つになったのではないでしょうか。
今回来てくださったくぼっちこと、久保秀次さんは都城市出身ということで、宮崎市や都城市のイベント等にも出演していらっしゃるそうです。
もし、どこかのイベントでくぼっちを見かけたときには、覗いてみてはいかがでしょうか。
今回のサイエンスショーをきっかけに、マジックや実験等に興味をもってくれる子がいると嬉しく思います。

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